• 「要領が悪くて、かんたんなバイト作業もこなせない」
  • 「作業の遅さを改善できず、正社員として就職できる気がしない」

こう感じる方は、適材適所のルールを学ぶ必要があります。適材適所のルールとは、ぼくの仕事論です。言葉はそのままですが、得意な部分で働きなさいというそのままの意味ですw

ぼくは仕事の要領がとても悪く、いつも冒頭に書いたような気持ちで働いていました。何をやってもダメで、上司から怒られてばかり。いわゆるダメ社員

発達障害あるため、20代の頃はどこに行ってもマトモな仕事はできない・・と自信喪失していました。「改善しろ」「少しは考えろ」と言われながら、直すように努力もしたのですが・・。

これは発達障害に関係なく、要領や手際の悪さで悩んでいる人にも通じる悩みだと思うのです。できないことを、改善しろと言われる苦しさは仕事の意欲も失います

しかし、20代のぼくは「要領の悪さを直すこと」ばかり考えていて、「適材適所のルール」を知らなかっただけなのです。

このルールを知ると、要領の悪さで困っている人も就職・転職がラクになります

多くの人が「要領の悪さ克服法」をはき違えている

そもそも、「要領の悪さを改善しなければ」と考えているのが大きな間違えです。悩むほど改善を考える仕事が、画期的に改善されるのであれば、こんなに困る人はでてきません。

ぼくを含め、「要領の悪さ」が克服できずにネット検索などをしながら、立ち尽くすしかなくなっているのです。指導する上司も、改善法があるなら伝えられているはずですから。

そして、この要領の悪さを克服できないのは、克服するという意味をはき違えていることも考えられます。

 

たとえばぼくは、スーパーで野菜を並べる速度が遅かったんですね。周りのスタッフ並みに、ひたすら速度をアップさせようと頑張ってもキツイのです。

どれだけ頑張っても、結果的にそんなに変われない・・。こういうケースを体験した人も多いと思いますが、この努力は根本的に間違っていると気がつかないといけません。

「その場に限定した仕事の速さ」を追いかけて、要領がよくなることはありません。仮に、この並べる作業で周りのスピードに追い付いても、要領の悪さが直ったとはいえないですよね。

つまり克服すべきは、「その場の仕事をこなす」ことではなく、仕事に対する「考え方」や「自分の仕事観」を変えることです。

それに伴って適材適所という「仕事のルール」を学ぶ必要があるのです。2つだけですが、重要なことなので知っておくといいですよ。

適材適所のルール①自分にできる・できない事を考える

自分だけ職場で要領が悪い

このように感じている人も多いと思いますが、そもそも「自分にできない仕事」をやっている可能性が高いです。

ぼくはスーパーで作業が遅かったと言いましたが、スーパーに限らず「手際の良さ」を求められる仕事ではいつも怒られていました。(参照:管理人の転職歴)

介護なども、手際よくやらねばいけないため、似たような仕事には苦手意識を持っています。

 

逆に、いまはパソコンや営業という仕事をしているのですが、あまり苦痛を感じることはありません。

パソコンは手先でカタカタする。営業する相手の気持ちを考える。ここに「手際の良さ」は必要ないのです。スピード感という苦手な仕事は一切ありません

これによって、「自分のできること」が見え、同時に20代のぼくは「自分にできないこと」ばかりをしていた事実が分かったのです。適材適所とは、まさにこのことです。

 

今、自分がやっている仕事が、本当に向いているかどうかを考えないと、「できないこと」ばかりに意識が向かうのです。そこから自信喪失すると、就労の意欲が無くなる事さえあるんですね。

「自分ができる仕事は少なく、応募できる業種が少ない」と感じる場合は考え直してください。「今までは限定的に、できないことを見つけていただけではないか」と。

できることは、”今の段階”で要領が悪いと思い込みわからないこともあるのです。

ぼくが、パソコン仕事に飛び込んだように、できないかも・・と思っている仕事が意外とマッチする可能性も考えましょう

 

適材適所のルール②できない環境では働かない。負け戦を見切る

また、「要領が悪い」という事実は、相対的に決まると知っておく必要があります。

分かりやすく言えば、ドラゴンボールでクリリンは地球人としては最強ですが、宇宙規模で見ると全く相手にされません。相対的にみるとクリリンは弱いと判断されます。

これは、職場にも当てはまります。自分の要領が悪いのは、周りの人のレベルが高いという事も大いに考えられると覚えておいてください。

宇宙では弱いクリリンも、街中にいる強盗相手なら楽勝という具合です。

 

さらに仕事はどれだけ頑張っても、周りの人次第で認められるハードルが変わります。上司からみる部下の好みなどの概念も加われば、より複雑化しますよね。

「要領がいい」というのは、雰囲気で仕事ができていたり、周りを取り込む力などの影響も考慮されるわけです。

 

そのため、ルール①で述べたような「できないこと」とは他の意味で、「何をやってもできない人」の烙印を押されてしまう場所もあるのです。

こういう場は、「自分に勝てない場所だ」と考える必要があります。負け戦だとわかるような勝負は、クリリンも避けますよね。

「仕事だから、何もかも克服しなければ」と考えることが、基本的に間違った価値観だと思います。自分がこの場所で勝てるのかどうか、客観的に見つめて仕事を選ぶ必要があります

もっとも、入社前にはわからないので、「要領が悪くて仕事を辞めるべきか・継続すべきか」で悩む際の指標にするといいでしょう。

 

「自分は、何もできない」という”思い込み就活”に気をつける

就活をする際に、ぼくみたいに特別に「スキル・資格」を持たない人は、似たような業種にしか応募しなくなることも増えていきます(別途記事:資格が就活の足を引っ張る理由)

ぼくは、自分で「作業が苦手だな」と思いつつも、「要領が悪くて何もできないから」という思い込みがあったんですね。

パソコンを使う仕事や、営業して商品を売り込む仕事を、「自分にはできないこと」と勝手に位置付けていました。

 

「手際が良く、さっさとやる仕事」が苦手で否定されただけなのに、こうやって自分のできることを狭めていたのです。

この思い込みから、簡単そうな仕事や誰でも入社できそうなところにしか応募しなくなりました。

まさに思い込み就活で、視野が狭くなっていたのです。でも自分の強みや特技なんて、実際はやってみないとわからないんですよね。

 

特に、20代なら仕事を始めたばかりです。労働人生という視点で見れば、スタートラインなんですよ。ここで、数ある仕事からピンポイントで「できること」を見つける方がムリな話なのです

仕事の要領も分からず、否定され続ける環境で自信を失っているかもしれませんが、「20代はスタート」という意識を忘れないでください。

「自分にできることなんて無い」と思い込んでいる方は、適材適所のルールから逸脱しているだけかもしれませんよ。

 

ちなみに、リクナビにあるグッドポイント診断(登録必須) では、自己分析ツールによって自分でも気がつかなかった「強み」や「長所」が発見できます。

「自分にはいいところが無い」という思い込みのある方ほど、適した仕事を見つけるきっかけになるため、一度試すことをおすすめします。

診断結果から、できることを描けるようになれば人生にプラスですから。


「働いてみたいな」←このやる気をムダにしてませんか?

仕事探しって面倒ですよね。ぼくも「働きたくないけど、働く意思はある」という状態で20代は悩んで来ました。

しかし、思い返せばこの悩んだ時間がムダだったとも反省。悩むと「今はまだ」とか「明日から」と先延ばしするんですよね。


結果的に次の日も、先延ばしをする後悔ループ(苦笑)これが続くと、せっかくやる気を出しかけたのに悩んで苦しんだにも関わらず進展がないという最悪の状況に陥ります。

だから伝えたい。「僅かであろうとやる気があるなら、今この瞬間に行動すべき」と。


何も就活はやる気MAX状態でなくてもいいんですよ。ちょっとハロワに行く、ネット求人サイトを見る。なんでもいいんです。今あるだけのやる気を大事に使いませんか?という話。


精神的に疲れていると、仕事探しどころじゃないのは誰もが経験しているはず。


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