うつ病なら「自己都合」で会社を辞めてもすぐ失業保険がもらえます

自己都合で会社を辞めると、原則的に「3ヶ月の待機期間」を空けないと失業保険がもらえません。このルールが存在しているため、失業保険をアテにできないという方は多くいます。

しかし、それは自己都合であっても「待機期間なしで失業保険をもらう方法」を知らないから実は、うつ病といった病気理由なら病院で診断書をもらうことですぐ失業手当が出るのです

この情報を知らない方は、病院も行かずに我慢して会社に通い、さらにボロボロになって辞めてしまう。「あの時、失業保険をもらっておけば・・」とならないよう、以下のような方に向けてまとめました。

  • 体調が悪いので会社を辞めたいけど、すぐに失業保険が出ないのは不安
  • 病気の場合、どうすれば待機期間なしで失業保険がもらえるのか方法が知りたい

実は、ぼくも実際にうつ病で失業保険をもらったことがある人間の一人です。当時は何も知らず、ハロワで自己都合退職の手続きを取っていただけなのですが。職員さんに教わって、偶然すぐに失業手当をもらえた経験があります。

「待機期間なし」で失業保険をもらうのが難しいと言われる理由3つ

すぐに失業保険を受けることが難しい背景には理由があります。大きな理由を3つ挙げておきますね。

「会社都合」を認める企業が圧倒的に少ない

会社都合で辞められれば、すんなりと失業保険を受けられるんですけどね(苦笑)たとえ会社側の嫌がらせやパワハラがあって、あなたが嫌われていても「辞めてくれ」と会社は言わないケースが多い。

なぜなら、会社側がクビにすると、労働局に悪いイメージがつく恐れがあること。また、場合によっては会社側が雇用者から訴えられるリスクがあるなど様々な理由があります。

こういった背景があるため、会社都合を認めてくれる企業が少ないのは言うまでもありません。クソな会社だと、クビ宣告しながら自己都合を迫るところもあるくらい。

まあ僕も、辞めてくれと言われながら、自己都合を要求されたことがある一人。失業保険のこともあるので争いたいけど、なかなかそうもいかないこともありますからね。

「自己都合」での離職は”原則”3ヶ月待つ必要がある

失業保険の肝ですが、原則的に自己都合で辞めると3ヶ月の待機期間が必要になります。3ヶ月過ぎて、仕事が見つかってないようだと「大変だよね!だから国から手当を出す」という具合。

でも実際に、3ヶ月も無収入状態でいるって結構メンタルがやられますwつい最近まで働いていた収入が途絶えるので、いくらニート慣れしている方などでもやはり気分は凹むので。

自己都合で辞めた場合、この間の待機3ヶ月があるので、早く仕事を探さないといけなくなったりと慌てます。「3ヶ月も無収入なら仕事を探す!だから要らないよ」というケースも多いのが現状ですね。

自己都合の退職でも「正当な理由」があればいいが・・難しい

自己都合は原則3ヶ月の待機が必要と言いましたが、それでも「正当な理由」で辞めるなら待機期間は7日とすぐにもらえる制度もあります。

ただし、正当な理由と言っても、実際には該当させるほうが難しいケースが大半。「特定理由離職者」というのですが、このルールに入ることがちょっときつい。

関連記事:特定受給資格者及び特定理由離職者の範囲の概要

どうでしょうか?今、自己都合で辞めても該当しそうだなという方は、正直なところ少ないのではないでしょうか。

妊娠などは限定的な話ですし、家庭の事情も嘘をつくわけには行きません。通勤困難ケースなども同じで、ドンピシャで失業保険を狙いに行ける理由にはハードルがあるのです。

「正当な理由」として扱いやすいのは病気理由

そこで扱いやすい正当な離職理由に「病気」があります。

実際に体を壊して会社を辞めたいという方は、現代には多くいます。何も身体的な話だけでなく、メンタル的な問題でも給付を受け入れられるのでおすすめなんですよね。

病気理由であれば引き留められにくい

まず「病気理由」なので、会社から引き留められにくくなります。これはぼくも、過去に色々と仕事を辞めてきましたが、さすがに病気で引き留められたことはありません。

仮に引き留められても、「しんどいので辞めます」とゴリ押ししやすい。中途半端にしんどいとか、家族の世話が・・みたいな胡散臭さも払拭可能な理由。

ぼくとしては、離職したくなったらこの理由を使うのが一番だと思ってるくらいです。

嘘をつく必要もなく辞められる

何かと辞める際には、ごちゃごちゃと理由を言わないといけないシーンもありますよね。ただ、病気理由なので嘘ではありません。(嘘につかわない前提ですが)

本当に体調が悪いので、それは辞める理由には十分なのです。下手に家族の介護とか言ってしまうと、その後どこかで元の職場の人と出会う際に気まずいということもありえます

病気なら、その後回復していく前提なので、仮にどこかで出会ったりしても問題なし。

会社、ハロワにまともな証明ができる

ちなみに病気を理由に辞めると、仮に変な引き留めがあろうと証拠も出しやすいです。まず会社には病院に行っていると言えますよね。

そして、ハロワには病院からの診断書を出すことで、失業保険を早める手続きをお願いできます。(この証明を取るのが一番大事です)

これによって、自分はゆっくり休めますし、会社には申告しやすい。ハロワにも証拠として提出できるといった、スムーズさが生まれるわけです。

うつ病で失業保険をすぐにもらうための手続き3つ【体験談】

それでは、うつ病で失業保険をもらうための手続きを3つ書いておきます。ぼくが実際にもらうに至った手続きなので、参考にされてみて下さい。

①病院でうつ病の診断を受けておく必要がある

大前提ですが、うつ病の診断を受けておく必要があります。ちなみに、「詐病で会社を辞めろ」という話をしている訳ではないので、嘘はつかないように。

うつ病でなくても、体を壊していたら病院に行きますよね。特に何か診断されていなくてもいいので、とにかく「会社に通うにも身体に不調がある」ということを訴えましょう。

逆に言うと、病院に行かなくていい話なら、「誰でもしんどい時があるよね」程度の話で終わる可能性が高いです。病気かどうか、誰が判定するのか。それが医師の仕事と言えます

ちなみに、ぼくは精神的にもボロボロの頃、病院で仕事の辛さを話していました。もう自殺したかったくらいなので、無理をしないように頑張ってた感覚だけ覚えています。

②ハローワークで辞めた理由を「病気」と申告する

いざ会社を自己都合で辞めたら、今度はハローワークで「病気」で辞めたことを訴えてください。一応、ハロワの職員さんからも聞いてくれるはず。

ぼくは、すぐにもらえないと思って行ったんですけどね。職員さんから「病気が理由になっているとか、親御さんの介護など理由はありませんか?」と親切に聞いてもらえたことで、病気理由を相談できました。

病気理由なら、医師に「就労可能証明」を書いてもらうと、すぐに失業保険が出ると教わったのはこの時です。病気なのに無理して、病院にも行ってなかってなかったらもらえていませんでした(汗)

③病院に行き「就労可能証明書」を書いてもらう

最後は、「就労可能証明書」という用紙をハロワでもらって、医師に書いてもらうだけです。すぐに働ける状態にあることを、病院の先生に書いてもらうだけなのですぐです。

これによって、待機期間3ヶ月をたったの7日に短縮できるという話。ちなみに、この待機期間7日はみんな同じなので、1週間だけ待って下さい。

まとめ 体調不良での離職なら、自己都合だろうと失業給付が早まる可能性あり

体調不良で辞める方なら、自己都合での退職でも失業保険を早くもらえる可能性が高まります。そのためにも、必要不可欠な手続きだけは取っておきましょう。それが

病院に行って、しっかりと体調不良を訴えておく

たったこれだけです。現代人は、病気になっても無理をして働いている人が多いですよね。うつ病など精神的に状態を悪くしている方でも、働いているケースが多いのも問題なのですが。

じゃあいっそのこと、病院で診断を受けておき、辞める際には病気理由にすべき。失業保険を早く貰うことができたら、それだけ精神的にも生活に余裕がでるはず。

今回の話を頭に入れておくと自分有利な離職になることも出てくるため、覚えておくといいですよ。


「働いてみたいな」←このやる気をムダにしてませんか?

仕事探しって面倒ですよね。ぼくも「働きたくないけど、働く意思はある」という状態で20代は悩んで来ました。

しかし、思い返せばこの悩んだ時間がムダだったとも反省。悩むと「今はまだ」とか「明日から」と先延ばしするんですよね。


結果的に次の日も、先延ばしをする後悔ループ(苦笑)これが続くと、せっかくやる気を出しかけたのに悩んで苦しんだにも関わらず進展がないという最悪の状況に陥ります。

だから伝えたい。「僅かであろうとやる気があるなら、今この瞬間に行動すべき」と。


何も就活はやる気MAX状態でなくてもいいんですよ。ちょっとハロワに行く、ネット求人サイトを見る。なんでもいいんです。今あるだけのやる気を大事に使いませんか?という話。


精神的に疲れていると、仕事探しどころじゃないのは誰もが経験しているはず。


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