• 「ニートの空白期間を、どう埋めればいいのかわからない」
  • 「前職からのブランクが〇年。就活中に聞かれそうで心配」

このように考え就活が億劫なニートでも、採用される履歴書の書き方があります。それは、ニート最大の弱点となる履歴書のブランク・空白期間を埋めてしまう事

こういうと、「埋めたくても、事実として何もしていなかったんだ」と返されそうですが。

 

しかし、この埋められないと思っている部分を埋められる考え方があるとすればどうでしょうか?学歴・職歴だけがすべてではありません。

今回お話しする書き方を知れば、ブランクすらも強みに変えることが可能になるのです。

何を隠そう、ぼくはニート出身者。どういう履歴書を書けば、どのように採用担当者に選ばれるかを実体験から熟知しています。

元ニートの教える、ニートが書くべき履歴書講座をどうぞ。

ニートは「穴」の埋め方を知らないから就活に失敗する

 

ブランク・空白期間への埋め合わせ作業は大変ですよね。ぼくはニートから就活をする際に、いちばんのハードルとして感じる部分でした。

「〇年も家にいたんですか?」とか「前職をお辞めになって〇年ほど経っていますが・・」なんて言われるのではないかと心配になる・・。

大半のニートや無職の方は、こういう悩みにぶち当たります。

 

しかし、考え方の問題なんですね。もう、起こったものはしょうがない。空白は現実にあるんですから。

では、その空白をどう埋めるかという話ですが、これは「経歴」で埋めないといけないと思うからしんどいのです。

その対策としての埋め方を、3パターンにまとめてみました。これらを使えば、ニートからの復帰にスムーズさが増します

 

①空白に陥った状況説明と、現在に至るまでの説明ができる

まずは正攻法です。空白やブランク期間に”入らざるを得なかった状況”の説明ができるとラクになります

一般的には触れにくいナイーブな問題ですから、こちらがキチンと説明しておくことで雇用主の心配を消し去ることができます。

 

ぼくの場合は、周りに馴染めず不登校になり、そのまま高校中退をしたこと。その影響から、働く時期が大きく遅れたという説明が必要です。

この事実説明をすることが、空白の穴埋めにもなります。ありのままの状況をいう事に抵抗がない人が取るべき行動になりますね。

履歴書がスカスカだな・・と思うのであれば、志望動機欄に「いまでは働く状態が整い~」などのフレーズを入れると良いでしょう。勝手に聞かれるようになるからです。

 

そして、重要なのは現状に至る説明です。苦しい過去がありながらも、今は働ける状況にあることを全力でアピールすることが大事。

ありがちですが、うつ病など精神疾患を患っていたケースからの再就職は、企業側も心配そうに受け取ります

そういった際には「今は問題なく働けます」と言い切ってしまえばいいのです。

 

気持ちビッグマウスで言ってしまう方が受かります。「頑張れそうですか?」などと聞かれれば、不安になるかもしれません。

しかし、ここで引く必要はないのです。働きたくて面接に来たのですから。たとえ自信がなくとも「早く働きたいです(^―^)」と笑顔と勢いで言い切ってしまって問題はありません

ぼくの経験でいうなら、履歴書はあくまでステップです。過去より、いまの本人を見てくれる企業が増えていると思ったほうがいいですよ。

試されるのは、経歴ではなくしっかり説明ができている「現在のじぶん」だということを忘れないことが採用される秘訣になるのです。

 

②やる気を見せつける「ラブレター履歴書」

ニートから面接を受ける以上は、周りと同じような就活をしていたのでは結果が出にくいこともあります。

なぜなら、競争する相手は、空白もブランクもない人がいるからです。

 

しかし、ニートはそういう意味では「やる気」のアピールには十分な背景があります。何しろ、今まで働いていなかった人が働きたいと主張できるわけですから。

会社に入ってどういう事に意識をおいて働きたいか、どんな風に成長したいかといった、向上心を履歴書に入れてみるのも一策です。

他の人は、ふつうのありきたりな就活法を実践しているため、ちょっと変わったことを書いても問題ないですよ。

ギャップの作戦ですが、空白期に似合わず志望動機はびっしり書くというのもアリです。

 

「ニートにしてはしっかりしたことを書いているな」と思わせるには、就活本のような当たり障りのないことを書いていてはだめです

ぼくが書いていた履歴書には、「給料無しでも良いのでとりあえず雇ってみてください」とアピール文にしたこともあります。

これによって書類審査で落とされるどころか、「ちょっと話してみましょう」と言われることが増えるのですから。思いや熱意は、経歴以外で伝わるのです。

履歴書には、自分が働きたいというラブレター感覚の気持ちを込めることも、ニートには必要なのです。

 

③目に見える形で変わったことを証明する

最後は、もしできるのであれば「応募する業種に必要そうな資格」を書くことです。役立たないかも・・と書かないのは勿体ないです

何もない場合は、勉強している最中にしておき「資格取得を目指している」と書いてしまうのもアリです。

 

たとえばぼくの場合、介護をやろうとしたときには「介護の資格勉強中」と履歴書に書いていました。介護福祉士などですね。

理由は、やる気のない人材ではないことを伝えるのと同時に、「資格もいずれ取る人材」と思わせるためです。

産業カウンセラーも、ぼくは持っていたので同じように書いていました。

資格が業界に通じていると、特に大したものでなくとも「頑張っている」と評価されることに繋がることもあると思っておくといいです。

目に見える形でアピールするには、こういった資格などは有利に使えるのです。

資格は、必要な場所に行くために取るなら役に立つ」という話を書いていますが、まさに就活とその後を睨んだ資格取得もあるのです。

 

また、資格など特に思いつかない方は、ボランティア経験や手伝ってきたことなどを書いてもいいのです。

「ボランティアは、仕事に扱わない」という人もいるのですが、何かをやった人とやってない人で差がつかないわけがないんですよ

ぼくだと、事業を手伝ってくれる人を探す際には、家の手伝いだって一つの経験値だと見るんですね。0よりは1の方が絶対にイイのは間違いありません

そういう部分を、ぼくのニート状態から雇ってくれた会社は、見てくれていたということが言えます。

 

大事なのは、「埋めた履歴書」をどう説明できるか

無職やニートから、どうやって履歴書を埋めればいいのか困っている人は多いです。

ですが、今回お伝えしたように、履歴書とは「いま書けるだけの話を、どのように埋めるか」という問題なんですね。

自分は何もない、空白しかないと思い込んでいても、そこに至るまでの挫折や苦悩が経験となっていることもあるのです。

空白期間を見て、「苦労されたんですね」と受け止めてくれる経営者だっています。

 

だからこそ、空白でネガティブにならず、むしろ「空白でさえも埋める材料になる」とぼくは思っているのです。

履歴書は書けないと思い込んだら書けませんが、書こうと思えばドラマの脚本のように作ることもできるのです。最後は、面接の舞台でじぶんで表現するということが出来ればいいのですから。

ダメ元で書いてみる、不評なら変えていくといったチューニングもできます。書いている間に、どんどん上手くなっていくので、まずは書ける範囲で仕上げることをおすすめしています。


「働いてみたいな」←このやる気をムダにしてませんか?

仕事探しって面倒ですよね。ぼくも「働きたくないけど、働く意思はある」という状態で20代は悩んで来ました。

しかし、思い返せばこの悩んだ時間がムダだったとも反省。悩むと「今はまだ」とか「明日から」と先延ばしするんですよね。


結果的に次の日も、先延ばしをする後悔ループ(苦笑)これが続くと、せっかくやる気を出しかけたのに悩んで苦しんだにも関わらず進展がないという最悪の状況に陥ります。

だから伝えたい。「僅かであろうとやる気があるなら、今この瞬間に行動すべき」と。


何も就活はやる気MAX状態でなくてもいいんですよ。ちょっとハロワに行く、ネット求人サイトを見る。なんでもいいんです。今あるだけのやる気を大事に使いませんか?という話。


精神的に疲れていると、仕事探しどころじゃないのは誰もが経験しているはず。


それなら今ある「やる気の範囲」で行動する。その中で出来る限りのことをやれば、後悔のない明日がある。この考え方を心がけて求職活動をされてみて下さい。


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ぼくの経験からも、こういう小さな行動をするだけで「後悔なき明日」を迎えられます。迷っているなら、たった5分の登録から始まる1歩をまず踏み出すと、今のやる気もムダになりません。ガンバです!

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