- 「職務経歴書の書き方がわからない」
- 「フリーター歴が長いので、見本どおりに書いても評価されない」
フリーターとしての経験を、どのように職務経歴書に書けばいいのか。書き方がわからない人は多いですよね。
履歴書に比べて、作成形式も自由になるため悩みは増えるばかり。
しかし、フリーターから職務経歴書を作成する場合は、即戦力になる人材かどうかが分かれば問題ありません。それまでに培った能力がポイントになるのです。
フリーターからの就職なので、中途採用での応募をされると思いますが、「即戦力として今すぐにでも来てもらいたい」と言わせる書き方を伝授します。
もちろん、「じぶんには能力なんてない!」という人でも書ける方法です。ニートの方向けは別途にあるので参考にして下さい。
就職・転職の世界では、「即戦力」を匂わせる人材が有利
即戦力と書いていますが、ぼくの場合はテクニック論の意味合いで書いています。そのため「即戦力と言われても、高度なスキルは持ってない」と心配になる必要はありません。
職務経歴書に必要なのは、「即戦力になりそう」と思わせる書き方なのです。
「即戦力が求められる」という表現を、就活ではよく聞きます。企業も、採用後に育てる余裕が無いため、「できればすぐに使える人材」が欲しいと考えているからですね。
ですが、実際のところ中途採用でやってきた人材が、すぐに戦力になることはありえません。1から会社の仕事を覚えていくわけですから。
では、なぜ企業が「即戦力!即戦力!」というのか。
それは、早い段階で育ってくれそうな人材を見抜きたいからです。つまり「即戦力」とは、「早く育つイメージの持てる人材」とも言えます。
職務経歴書では、この早く育ちそうなイメージを見せられれば採用率はアップします。
そのためには、これから伝える3つのコツを学ぶ必要があります。職務経歴書の書きやすさが変わりますよ。
①仕事を覚えていく上での、独自の学び方を書くべし
「仕事は見て盗め」と先輩に言われたことがないでしょうか?
この言葉の意味は、「教える余裕がないから真似してでも覚えてくれ」という思いがこもっています。上の都合ではありますがw
仕事を覚える上での姿勢などは、なるべく経歴書に書くべきです。フリーターとして働いていた経歴に次のような記載を入れられると、より効果がアップします。
- 「先輩に教えてもらう時間が無い職場だったので、見よう見まねで頑張りました」
- 「仕事は与えられるのではなく、自分で作る物という意識を持っていました」
- 「勝手に仕事を覚えることが得意で、上司から褒められ嬉しかったです」
こういうフレーズを入れられる人材は、採用者からしてみれば「教えなくても独自の学習で仕事をしてくれる」と見なされやすくなります。
これらは「指示待ちタイプ」として、どの職場でも叱られていた、ぼくの実体験からも言えることです。
言われないと、動けないのは仕事に慣れていないのもありますが、少しでも考えて動ける方が重宝されるのです。これが言えるか言えないかは本当に大きい。
「ググレカス」という言葉がネットにはありますが、まずは調べて自分でやってみる人材が就活の舞台でも有利になると覚えておきましょう。
②他者との関わり方をイメージさせるべし
仕事を辞める人たちの、主な原因のトップに来るのはいつも「人間関係」です。人と人が一緒に働く以上、相性が悪い人はどうしても出てきます。
そういったトラブルを想定して雇用主も採用するため、なるべく他者と関わるイメージを採用前に知りたいのです。
履歴書からは、あまりこういった人物像は見れないのですが、職務経歴書であればいくらでも書くことが可能。「アピールしないと損」と言わんばかりに書くべきでしょう。
- 「チームで協力して、成果を出す一体感が仕事のやりがいです」
- 「お客さまとのコミュニケーションが円滑で、前に出る仕事を多く与えて頂きました」
こういった、じぶんと人が繋がっている姿やイメージを持たせられると、採用担当者の印象にも残りやすくなります。
「コミュニケーションが苦手」という人もいますが、どんな人も完璧なコミュニケーションは取れません。じぶんの中でよかったと思える、他者との交流エピソードなどを入れるのもありです。
ぼくは、スーパーで働いていた際に、お年寄りのお客さまと仲良くなることが多かったので、介護に応募したときにはエピソードにしていました。
同世代とは緊張して、ほとんど上手く関われないのですが・・(苦笑)
断片的にでも、よく見せられる話があるのであれば、書かないよりは書いた方がいいのです。面接で質問された場合に、ふつうに話せるような内容を書くと評価も上がりやすいですよ。
③適応力のある人材は、重宝される傾向にある
適応する力は、具体的に書けると良いです。
すぐに使える人材でなくとも、少し先を見据えた時にどうなるかが面接官にイメージさせられればオッケー。
- 「入社して半年ほどで、○○の役割を任されるほどスピーディーに仕事を覚えました」
- 「不慣れなシステムが導入された際に、じぶんが最初に覚えて周りに伝えていました」
- 「仕事の説明を聞くと、一度で覚えられたので褒められていました」
職場によっては、言い回しも変えないといけませんが、上記のような即座に適応する姿も入れられるとプラス評価になります。
働く場の話ですから、色んなケースに対応できる人材の方が、よく見えるのは当然です。何か、イレギュラーに対応してきた話が書けると、職務が際立つので取り込みたいところ。
もちろん、何もかも器用な人にならなくていいのです。逆に、苦手なことを克服する過程を書いて、アプローチするのも可能。
- 「言われたことをすぐに理解できない場合は、メモを取って復習するとできると分かりました」(克服した過程)
- 「不器用なところもありますが、その分だけ自己研鑽を怠らない人物として努力賞をもらいました」(不器用さをカバーする人材という客観評価)
できることばかり書くと、逆に怪しいと受け取られることもあるので、このように落として上げる書き方もあります。
自信があるなら完璧に書いてもいいですし、無いなら無いなりの書き方を覚えておきましょう。(得意なことが無い人向け:適材適所の考え方)
これらの3つすべてが書けなくても構わないので、じぶんなりに使えると思う手法を意識してください。
ふつうに就活している人でも、ここまで考えて作れている人はごく一部に限られることがわかります。
まとめ 「伸びしろ」を感じさせる職務経歴書を作れ
「即戦力になること」はもちろん大事ですが、「伸びしろのある人材」としてアピールすることが特に重要です。「近い将来に役立つ」と思わせられたら、合格点に届きますから。
職務経歴書を作成するには、客観的な視点が重要です。「こういう人を雇えば、会社に利益が出そうだぞ」と思える人材をとらなければいけません。
ゲームをされる方は、初期の能力やスペックを見て、仲間として使うかどうかを考えると思います。さすがに、目の前にあるキャラなら何でも・・とはいけませんからねw
ポケモンやドラクエのモンスターなら、「最低限できること」を見極めているからこそ使いたくなるということです。冒険の途中から入るのですから、弱いことは前提ですよね。
つまり、採用側もこういう視点で求職者を見るのです。「途中からでも、じぶんを採用するとこんなイイことがあるよ!」を主張できる人材は、意外と少ないです。
フリーターの経験も活かして、色んな仕事の現場を思い出してください。エピソードを膨らませば、きっと職務経歴書が見違えるレベルに上手くなります。
「働いてみたいな」←このやる気をムダにしてませんか?
仕事探しって面倒ですよね。ぼくも「働きたくないけど、働く意思はある」という状態で20代は悩んで来ました。
しかし、思い返せばこの悩んだ時間がムダだったとも反省。悩むと「今はまだ」とか「明日から」と先延ばしするんですよね。結果的に次の日も、先延ばしをする後悔ループ(苦笑)これが続くと、せっかくやる気を出しかけたのに悩んで苦しんだにも関わらず進展がないという最悪の状況に陥ります。
だから伝えたい。「僅かであろうとやる気があるなら、今この瞬間に行動すべき」と。何も就活はやる気MAX状態でなくてもいいんですよ。ちょっとハロワに行く、ネット求人サイトを見る。なんでもいいんです。今あるだけのやる気を大事に使いませんか?という話。
精神的に疲れていると、仕事探しどころじゃないのは誰もが経験しているはず。
それなら今ある「やる気の範囲」で行動する。その中で出来る限りのことをやれば、後悔のない明日がある。この考え方を心がけて求職活動をされてみて下さい。
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ぼくの経験からも、こういう小さな行動をするだけで「後悔なき明日」を迎えられます。迷っているなら、たった5分の登録から始まる1歩をまず踏み出すと、今のやる気もムダになりません。ガンバです!
