「今の仕事は不器用でついて行くのが大変で・・」
「手作業が苦手なので、いつも罵声を浴びている・・」
作業メインの仕事って世の中にたくさんありますよね。ここでいう作業というのは、「同じことを繰り返すこと」に重きを置かれた仕事を指します。
ぼくの場合でいうなら、スーパーでの仕事に始まり、ルーティン作業の介護などを経験しています。
学歴にならないような短大を出ている程度なので、必然的に誰でもできる作業労働が待っていたという感覚。(参考:誰でもできる介護とは?)
ところが不器用なので、仕事について行くだけでもキツいですし、要領が悪い不器用くんだったので罵声の日々。
「もう作業なんて嫌だ・・」と思いつつ働いていました。
とまあ、こういう人って多いと思うんですよ。実際に作業メインの業種って多いですし。だけど、「不器用ならさっさと辞めた方がいい」という話を実体験からさせていただきます。
「作業量の多い仕事」をこなすには、賢くなければいけないからキツイ
「誰にでもできる単純な作業労働です」
こんな求人は本当に多いですよね。「あ、これならじぶんでも出来そうかな」と気軽に応募したくなるレベルに見かけます。
人によっては、「誰でも出来るんだから学歴のないバカでもやれる仕事」という認識かもしれません。しかし、実際はそんなことでもないんです。
作業系のお仕事をされている方なら分かるかと思いますが、作業メインの仕事の本質は「効率ゲーム」なんですね。いかにじぶんの目の前の作業を、さっさと終わらせるかという。
たとえばスーパー時代の話をしますが、別にやってることはパートのおばちゃんでも出来る作業でした。(長期的に、社会から遠ざかっていた人材でもできるという意味です)
野菜を切って、パッケージングする。そのまま店頭に並べていく。確かに、言葉にすれば誰でもできる仕事なんですが・・。
大変なのは、この作業の合間で、店頭から無くなっている野菜の補充を考えたり、急に無くなった商品を急いで並べないといけなかったり。これの繰り返しなんですね。
手先はサクサク動く要領を求められ、周りのことにも注意しつつ動く。単純な仕事のようで、頭はフル回転させないといけない・・これにはぼくが不器用であるがゆえについて行けませんでした。
目に見えないだけで、個々の能力差はありますからね。結果的に「賢い人」がさっさと作業をこなして結果を出す世界なのです。
「誰でも始められる」が参入障壁を低くしている
また仕事として考えた場合、これまで積み重ねてきたスキル・ノウハウがなくても始められるのも影響しています。
作業は専門性を必要としないので、学歴や資格が無くて働けなかった人が流れ込んでくるという特徴もあります。専門的なことをしていたら、作業には来ないわけですから。
そうなると、誰でも出来るはずだった仕事は、実質的に無差別級の戦いに変わっているとも言えるハードな世界。作業ですから、学歴なんて関係ありませんので(汗)
たまたま、高校や大学に行けなかった人も多くいます。そういった人たちでも、頭の回転が早い人はいくらでもいますから。
そういう意味で、不器用な人が追い込まれやすい環境にもなるというわけです。
ぼくも、ムダに短大卒として働いていたので、「短大とは言え大学出てるんでしょ?しっかりやってよ!」と怒られてきました。
短大卒とか、作業に関係ねーって思いますがww
作業が苦手な20代は、さっさと見切りをつけて辞めた方が良い理由
そういった経験も踏まえて、作業が苦手な20代の人たちは職種を変える方向で考えるべきです。極端ですが、手作業労働などは器用な人の仕事なので、苦手なのにやる必要はないのです。
作業は、とにかく可視化されやすい仕事で、あまり個人の考え方ややり方は重視されません。「早くこなした器用な人だけが称賛される世界」です。
そういう中にいると、「じぶんは無能である」と感じることが増えたり、社会で働くことそのものに自信を失う事にも繋がります。
負のループとも言えるのですが、自信を失ってしまうとより加速して自信を無くします。
ぼくは「作業でさえできないのだから、まともな仕事には就けない」と思い込み20代で何度ニートを繰り返したか・・。(転職回数も多いですw)
「もっと早く、手作業から思考メインの仕事に変えていれば、少なくとも20代を棒に振ることは無かったのでは」と悔やんでいるのです。
作業仕事は、その職場でのルーティンは覚えられますが、職場が変わればまた別の作業をするだけです。いくらスーパーで作業を極めても、介護に行けば全く別の作業力が求められる積み上がりにくいスキルなんですよ。
そうなると、これまで積み上げてきた実績が0になってしまい、また1から積み上げるというスタートばかり。最低でも「引き継げる能力」として持っていけた方が得じゃないですか。
そういう働き方を、最初から放棄してしまっていたじぶんが今になって後悔として出ています。「早く辞めればよかった」とならない工夫は誰も教えてくれませんでした・・。
不器用な人は、手先よりも頭を使う仕事がいい
ぼくはこれらの経験から、営業やウェブ関係の仕事に30代に入って変えることにしました。器用性を重視した仕事だと、どうしても負けてしまいますので・・(汗)
じぶんで時間を配分して、じぶんが出来るペースで働くという具合に。営業をするにも、考えてどういう風にすればいいのか探る余地があります。これなら時間に追われる作業とも異なる働き方ができます。
「世の中は、手先を使う仕事しかないんだ」と思っている人ほど、逆に頭を使う仕事を選んだ方が簡単だったりします。
仮に今の段階で出来なくても、頭を使うことを仕事にするための勉強を始めるのもありでしょう。プログラミングを覚えたり、専門資格を取ってみたり。
20代の若者にだからこそ伝えられる話です。ぼくが今20代なら、なるべく専門スキルがつく仕事に転職して、不器用さをカバーすると思います。
プレゼン力や、企画力などを求められる営業職などはオススメです。営業は一瞬でこなす作業仕事ではなく、先を見据えたり考える力がつく良質な仕事。
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「働いてみたいな」←このやる気をムダにしてませんか?
仕事探しって面倒ですよね。ぼくも「働きたくないけど、働く意思はある」という状態で20代は悩んで来ました。
しかし、思い返せばこの悩んだ時間がムダだったとも反省。悩むと「今はまだ」とか「明日から」と先延ばしするんですよね。結果的に次の日も、先延ばしをする後悔ループ(苦笑)これが続くと、せっかくやる気を出しかけたのに悩んで苦しんだにも関わらず進展がないという最悪の状況に陥ります。
だから伝えたい。「僅かであろうとやる気があるなら、今この瞬間に行動すべき」と。何も就活はやる気MAX状態でなくてもいいんですよ。ちょっとハロワに行く、ネット求人サイトを見る。なんでもいいんです。今あるだけのやる気を大事に使いませんか?という話。
精神的に疲れていると、仕事探しどころじゃないのは誰もが経験しているはず。
それなら今ある「やる気の範囲」で行動する。その中で出来る限りのことをやれば、後悔のない明日がある。この考え方を心がけて求職活動をされてみて下さい。
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ぼくの経験からも、こういう小さな行動をするだけで「後悔なき明日」を迎えられます。迷っているなら、たった5分の登録から始まる1歩をまず踏み出すと、今のやる気もムダになりません。ガンバです!
