- 「”条件のいい仕事”はどこで斡旋してもらうのがいい?」
- 「ハローワークや派遣会社、ネットの求人サイト・・違いがわからない」
- 「給料の安い求人しかない・・」
各求人サービスの、メリット・デメリットを抑えて活用する方法を教えちゃいます。
仕事探しを始めるにあたって、何も知らなければ上記のようなことを感じつつモヤモヤしがちです。
ぼくの場合は、バス停にある求人誌やハローワークが初めての職探しツールでした。でも求人誌は給料も安く、ハローワークに行けば経験者優遇が目立つなど、すぐに絶望感を覚えました。
「仕事探し=求人誌・ハロワ」と思っていたので、このパターンが崩せなかったんですよね。給料もなかなか思うように得られず、少ない賃金で苦労しました。
そんな時、知り合いから派遣会社を勧められたのです。派遣が高時給なのは知っていたのですが・・自分にはできないと思い込んでいたので情報が遅れていました。(思い込みを捨てる仕事の選び方)
ここから、求人サービスが世の中には無数にあることを知るようになりました。思ったように、仕事を見つけられない人は、ぜひ多方面に目を向けるべきでしょう。
20代の就活・転職はこの求人サービスの使い方でも有利不利が出やすいので。不採用が続く人は、求人サービスそのものを変えるだけで、採用につながることもが可能ですよ。
読むのが面倒な方は、いちばん下までお進みいただくと、一覧表にまとめてあります。ご活用ください。
求人情報は、企業側が誰に向けているのかを把握すべし
求人情報は企業側が、どこに出すかを自由に決められます。ハロワでも、求人誌でも、派遣会社でも。
当たり前ですか?そんな事はありません。ぼくは、ここに気がつかずに20代を過ごしていたのですから・・(苦笑)
たとえば、なんとなく「働く場所を探す=ハローワーク」というイメージがあったため、長期的にぼくはハロワ利用をしていました。
さらに、頻繁に不採用にされながらもハロワに固執という粘着っぷり・・。今にして思えばマッチングしにくい状況に、自分を追いやっていたと言えるんですね。
なぜなら、就活・転職希望者が効率よく仕事を探したいのと同じで、企業側も効率よく自社にふさわしい人材を獲得しようとするからです。
ハロワなどは一定の就業経験や、資格保持者も多くやってくる場所。そういった場所に行って、何もない自分を売り込み続けることがマイナスに作用していたのです。
認知度の高いハロワに求人を出せば、企業側は黙っていても、相応の人が面接に来ます。わざわざぼくを選ぶ理由はないというわけです。
「職員さんに止められること」もあるくらい、無理なところに応募した自分も悪いんですけどね(汗)
ハローワークは伝統的な求人サービスゆえに、格式も少し高いんですね。もっと、フリーターなどからでも気楽に応募できる求人サービスを選んでおくべきでした。
これらを踏まえて、「20代の若者がチェックすべき求人サービス」を、メリット・デメリットつきでまとめます。
ハローワーク 知名度は他を圧倒!幅広い年齢層がやってくる就労相談所
いちばん馴染みのある求人サービスといえばハローワークでしょう。メリットは、住まい地域を中心とした求人情報がひろく掲載されていることです。
「仕事についての無料相談」や、「職業訓練」によって就労困難な人のサポートも行っています。(※一定の条件があるので、問い合わせる必要があります)
ハローワークのデメリットは「20代向け」と限定されていない点です。一般の求職者に向けて公開しているため、「経験者優遇」の求人も多くあります。
20~60代と年齢層も幅広く、就活における無差別級ともいえ、即戦力の人材が条件のいい仕事を見つけやすい環境となっています。
資格の有無や、経験者の文字を見つけるだけでウツっぽい気持ちになった思い出があります(汗)
「ふつうの就活ができる、転職できる自信がある」といった20代は、問題なく成果を得られると思いますよ。
ジョブカフェ 20代に向けたハローワーク。近くなら活用価値アリ
ハローワークの若年者バージョンが、全国各地にあるジョブカフェです。ぼくがハロワの求人のハードルに恐れをなして、次にお世話になった場所です。
メリットは、まだ働いたことがない人でも、安心して「就職が怖い」という相談もできること。若年者(40歳以下)のフォローが手厚いのが魅力なんですね。
就職までのプログラムなどもあり、面接練習から履歴書の書き方まで、教えてくれるため便利です。
デメリットは、若年者向けの施設なので、ハロワに比べて少ないこと。遠くまで通って、それで就職できるかどうか・・と言われると、本人次第になります。
求人については、ハローワークと連携しているので、似たような案件になります。そのため、時間と交通費が気にならなければ活用価値があります。
カウンセリングなどが不要な人は、ハローワークとあまり変わらないと感じるかもしれません。
ぼくの場合は、精神的に不安定な時期に相談に通いました。就労に不安が強い方は、ここで背中を押してもらう方法もあります。
求人雑誌(バス停前や街角のフリーペーパー)
誰でも気軽に見つけられる、地域の仕事が掲載されています。バイトや、派遣会社など手短に探せるというのは魅力です。
「求人誌を見たのですが」のひと言で、面接につなげられるため、手っ取り早く就活を終わらせたいケースには使えます。
ただ、学生アルバイト、主婦パート募集が多く、どちらかというと給料も低めの仕事が多いです。
正社員に登用してもらえる業種も限られるなど、条件はお世辞にもいいと言えないところがネックです。
キャリア形成をしたい人などは、あまり使用していない現状があります。
派遣会社 ブラック企業対策に。代理人が仕事をあっせん。
派遣会社のシステムは、企業と求職者のあいだに仲介が入る事です。給料や勤務形態の交渉を行ってくれるコーディネーターと呼ばれる人が仲介してくれます。
まず、担当コーディネーターがつくため、希望する仕事を伝えることになります。検索パネルで探すのではなく、対面で話しながら自分にあった仕事を提案してもらうスタイルが主流です。
「自分だけ」で仕事を決めないので、派遣会社から思ってもみなかった業種を提案されることもあります。
また、企業と求職者の仲介をしてくれるので、ブラック企業などに当たった場合は、不利を受けることが減ります。文句が言いやすいことや、辞めやすいことですね。
ホワイトカラー重視で仕事を探すなら、派遣のような代理人を置くメリットは十分にあります。
デメリットは、継続的に仕事がもらえないこともあります。その理由は、期間限定の仕事であったり、派遣社員という非正規枠での採用が多いからですね。
もちろん「紹介予定派遣」などの制度を使えば、正社員に登用してもらえる契約も可能。将来も見据えた交渉をしましょう。
派遣サイト 派遣会社がネットでも活用できる
派遣会社とほぼ同じですが、派遣サイトを通して仕事を探すことも可能です。支店が近場にあれば、コンサルタントに会って相談しつつ仕事を探せます。
また、派遣サイトの場合は、近くに支店がないこともあります。デメリットのようではありますが、こういったケースでは電話のやり取りによって仕事を決めていくことも可能です。
仲介に派遣会社が入ってくるため、事業所が遠くであろうとトラブルへの対処などはしてくれます。
派遣会社がネットにあるので、派遣コーディネーターと会話せずに、自分のペースで求人を検索することも可能。マイペースに派遣会社を使いたい人向けなのです。
求人もネットに集められるため、豊富な仕事を見渡せるのです。20代専用の派遣サイトも人気で、若者に都合がいい状況になりました。
デメリットは、派遣事業所もない地域から就労に向かう場合、一人で面接に行く必要があるということです。
事業所がある派遣会社なら、「お顔合わせ」というシステムで、担当者が付き添いでの面接に同行してくれます。それが無いのは、気持ち寂しいかもしれません。
求人サイト
ハローワークと似たような形ですが、ネットから求人検索できる仕組みです。リクナビNEXT
などになると、「ネットのハロワ」とも言える規模になります。
求人サイトは、ネットで就活のすべてを終えられるため便利と評判になりました。今では、圧倒的な求人数から「求人サイトでしか就活しない人」もいるほどです。
「パソコンを使える」というのは、20代の若者の必須条件でもあるため、求人サイトから応募するだけでアピールにもつながります。
ハローワークが「経験者」や「中高年」も含めていることに対して、「未経験者」もきっちり豊富な求人案件でカバーできているのも人が集まる理由。
他にも応募時に作成する、経歴書関係にテンプレが用意されたりと、至れりつくせりの環境が整っています。
デメリットは、「相談しながら仕事を見つけたい」という人には向かない点です。
すべて自分で応募企業を探して、メールでやり取りするなど、個人プレーが基本となるのが特徴。
以上が、求人サービスのおおまかな全貌です。知人から紹介されるなど、特殊なケースは省いています。
求人サービスにおける、メリット・デメリットの一覧表
読むのが面倒な方のための、求人サービスにおける一覧表です。メリット・デメリットでお考え下さいませ。
求人サービスにおけるメリット・デメリット早見表 | ||
メリット | デメリット | |
ハローワーク | ●地域にあるので、通いやすい
●手軽に相談できる ●職業訓練なども利用可能 |
▲資格持ち・経験者が優遇されやすい
▲認知度の高い求人サービスゆえに、競争率も高くなる |
ジョブカフェ | ●若年者サービスなので、20代の利用者が多い
●就労までの準備を細かく手伝ってもらえる |
▲施設数が少ないため、場所によっては通うための交通費と時間がかかる
▲仕事の検索だけなら、ハローワークと大差がない |
求人雑誌(バス停前や街角のフリーペーパー) | ●手続き不要で応募・面接できる
●未経験からでも見つけやすい |
▲主婦や学生向けの求人が多いため、バイトやパートが多い
▲正社員登用があるも、業種が限定されている |
派遣会社 | ●担当コーディネーターと相談しながら仕事を探せる
●ブラック企業など、環境が悪ければ派遣会社を介して抗議しやすい ●時給の高い仕事が多い |
▲求人システムあるサービスに比べると、仕事が豊富とは言えない
▲派遣契約ゆえに、期間限定の仕事が多い |
派遣サイト | ●事業所がなくとも、電話で担当コーディネーターと相談できる
●事業所を構えた派遣会社よりも、検索できる求人がある ●20代専用の派遣サイトも人気 |
▲就労場所によっては、「顔合わせ」など同行がないことも
▲就労場所によっては、面接の練習などに付き合ってもらえないことも |
求人サイト | ●圧倒的な求人数から、仕事の選択肢が大きく広がる
●求人サイトから応募するだけで、最低限のパソコンスキルをアピールできる ●サイトにあるテンプレを使うだけで応募が楽になる。 |
▲相談する相手がいないので、独自に就活を進めることになる
▲全く興味のない仕事のお知らせメールがくることも(設定で拒否可能) |
一長一短なので、絶対にココを活用すべきという事はありません。能力や経験に自信があれば、激戦区のハロワでも勝負になりますので。
個人的には、派遣会社を使うと就活がスムーズになると思っています。近場でも良いですし、派遣サイトを活用してもいいと思いますよ。
理由は、仲介の担当者をはさむことで、ブラック企業を避けやすくなること。そして、高時給が望めるからです。
紹介予定派遣にすれば、正社員への道もありますので問題はありません。使いやすいと思うところ、自分に相性がいいところを模索するため。
ひとつに絞らずいろんなサービスを試すと、求人の格差もわかりやすいのでオススメです。
「働いてみたいな」←このやる気をムダにしてませんか?
仕事探しって面倒ですよね。ぼくも「働きたくないけど、働く意思はある」という状態で20代は悩んで来ました。
しかし、思い返せばこの悩んだ時間がムダだったとも反省。悩むと「今はまだ」とか「明日から」と先延ばしするんですよね。結果的に次の日も、先延ばしをする後悔ループ(苦笑)これが続くと、せっかくやる気を出しかけたのに悩んで苦しんだにも関わらず進展がないという最悪の状況に陥ります。
だから伝えたい。「僅かであろうとやる気があるなら、今この瞬間に行動すべき」と。何も就活はやる気MAX状態でなくてもいいんですよ。ちょっとハロワに行く、ネット求人サイトを見る。なんでもいいんです。今あるだけのやる気を大事に使いませんか?という話。
精神的に疲れていると、仕事探しどころじゃないのは誰もが経験しているはず。
それなら今ある「やる気の範囲」で行動する。その中で出来る限りのことをやれば、後悔のない明日がある。この考え方を心がけて求職活動をされてみて下さい。
たとえば、僅かな労働意欲がある方ならリクナビのチェックなどは出来るはず。もちろん、部屋の中で出来ます。おすすめ理由は3つ。
リクナビをお勧めする理由

- 求人数は業界トップクラス。全国どこでも仕事が見つかる
- 20代にうれしい「未経験・初心者OK」の求人情報が豊富
- 登録のみで非公開求人を全てチェックできる
就活の面倒臭さを、とにかく飛ばせるのがリクナビです。ネット登録した瞬間から非公開求人を含む、全国トップクラスの求人案件を見ることが可能。これにより、仕事を探したけど何もないという状況が確実に減ります。
もちろん、未経験や初心者向けに安心して働ける求人は豊富。登録するだけなので、電話が掛かってくるなどの心配も不要ですよ。
スカウトメールなど登録するだけで、未経験スペックでも働かせてもらえる案件のお知らせが来るなど便利のひと言。
働きたい、面接を受けたいと思った時に「登録からやらないとダメなのか」という心理ハードルを下げるためにもまずは求人チェックが有効です。
ぼくの経験からも、こういう小さな行動をするだけで「後悔なき明日」を迎えられます。迷っているなら、たった5分の登録から始まる1歩をまず踏み出すと、今のやる気もムダになりません。ガンバです!
