「フリーターは気楽に働けて羨ましいw」
フリーターに対して、しばしば「気楽に仕事ができていいね」とお気楽人間のレッテルを貼る人がいます。ぼくも、20代の時に同級生から言われて傷つきました・・。
友人からスノボに誘われていた時でした。しかし、バイトゆえに金銭的な余裕がなかったので断ることに・・。
この時に、「早く正社員になれよw」と言われ冒頭の話になったわけです。「気楽にやっている」という前提でしか見られていない屈辱感。
努力して一生懸命に頑張っても、なかなか正社員にしてもらえなかったころでキツイ思いをしました。
それにも関わらず、「フリーターは気楽でいい」なんて言われるものですから。この苛立ちは忘れませんし、その気持ちからブログで20代の方に助言ができればと思っているところです。
でも、ぼくは正社員よりもフリーターの方がキツイ仕事をしていると思うんですね。あまりフリーターのキツさを知らない人に、安易に気楽と言われたくないという話をします。
フリーターは努力しても「でも非正規でしょ?」としか見られない
ぼくは、フリーターで頑張っていた時期が長くとても努力をしていたと思います。先の見えない非正規労働。バイトを継続して、正社員になりたかった。(参照:11回の職歴)
しかし、どれだけ努力しても「非正規」というに枠でしか見られない現実がありました。
バイトでボロボロになって働いても、「正社員より責任が無いからイイなー」と言われたり。給料が少ない中で頑張っても「じゃあ正社員になればいいじゃん」と言われるだけ。
簡単に正社員になれなくて、だけどバイトで働くのもいっぱいいっぱいで。どう努力しても「非正規でしょ」という目でしか見られず、虚しさだけが込み上げてきました。
ぼくは、こういう状況で働かざるを得ないフリーターこそキツイ仕事をしていると思っています。何をやっても「フリーターだから」で済まされる現実。
「正社員で働いている人にはわからない精神的な苦しみ」をひたすら抱えて生きざるを得なかったのです。
特にぼくは能力が無いので、より地獄に落ちる気持ちでした。
誰でも始められるからこそ競争は激化
また、フリーターとして任される仕事は「誰にでも出来ること」も多くあります。未経験、初心者が歓迎される業種でぼくも働いていましたからよくわかります。
しかし、この「未経験者が集まる誰でもできる仕事」は実はとてもハードな現状が待っています。
たとえばスーパーでぼくはバイトをしていましたが、主婦の方もいれば10代の人まで色々といるんですね。そこには、学力とか資格といったものはありません。
ただただ素早く野菜をラッピングしたり、品出しをスムーズに行うなど「手先の器用さ」という要領が求められるわけです。こうなると無差別級の勝負になるわけです。
言い方は悪いですが、本当にバカな学生でも体力自慢でサッサと動ける人材。他にも野菜の扱いになれてるオバちゃん主婦でも要領よくカットできたりする人材がいる状況。
こういった人たちと、競争するのはとてもハードな現実があるんですよ。
正社員として働いている人たちは、そういった作業のスピードをクリアして昇格したわけでもなかったりします。もともと正社員で雇われるわけですから。
実際、現場のチーフなどはぼくと同じくらい作業が遅かったですね・・。チーフなので、怒られることはありませんが。
このように、「誰でも始められる仕事で働いている人」ほど、じぶんの「不器用さ」を感じて落ち込みやすい環境も待っているのです。
「フリーターは楽じゃない」というのはこういう面でも言えます。
乗り越えるには「正社員候補」として入社する必要がある
このように、非正規という枠は競争になっている現実があるんですよ。もちろん正社員でも競争ですが、単純作業だったり誰でも出来る仕事は非正規が請け負いがち。
それなら、最初から正社員として働けるような方法を見つけるのがフリーター労働から抜け出す手立てです。ぼくも、手作業ばかりしてきた人間ですが、今の仕事は作業が一切ありません。
器用な人間のやる仕事で勝負すれば、じぶんの自信を失い、無能の烙印をじぶん自身に押さざるを得なくなるからです。
そういう意味では、作業一本に絞られないように色んな仕事を任される正社員を目指すのはアリでしょう。
求人などを見ていると「正社員候補」といった書かれ方をしている物も多くありますから。ぼくと同じ考えで「フリーターはいちばんキツイ位置に置かれている」と思う人ほど正社員をオススメします。
20代なら「正社員」を前提として雇ってもらえる環境も多くあります。
ジェイックやウズウズキャリアセンター
などは、正社員を目指す20代を全面的に応援してくれるのでチェックされるといいですよ。
「働いてみたいな」←このやる気をムダにしてませんか?
仕事探しって面倒ですよね。ぼくも「働きたくないけど、働く意思はある」という状態で20代は悩んで来ました。
しかし、思い返せばこの悩んだ時間がムダだったとも反省。悩むと「今はまだ」とか「明日から」と先延ばしするんですよね。結果的に次の日も、先延ばしをする後悔ループ(苦笑)これが続くと、せっかくやる気を出しかけたのに悩んで苦しんだにも関わらず進展がないという最悪の状況に陥ります。
だから伝えたい。「僅かであろうとやる気があるなら、今この瞬間に行動すべき」と。何も就活はやる気MAX状態でなくてもいいんですよ。ちょっとハロワに行く、ネット求人サイトを見る。なんでもいいんです。今あるだけのやる気を大事に使いませんか?という話。
精神的に疲れていると、仕事探しどころじゃないのは誰もが経験しているはず。
それなら今ある「やる気の範囲」で行動する。その中で出来る限りのことをやれば、後悔のない明日がある。この考え方を心がけて求職活動をされてみて下さい。
たとえば、僅かな労働意欲がある方ならリクナビのチェックなどは出来るはず。もちろん、部屋の中で出来ます。おすすめ理由は3つ。
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ぼくの経験からも、こういう小さな行動をするだけで「後悔なき明日」を迎えられます。迷っているなら、たった5分の登録から始まる1歩をまず踏み出すと、今のやる気もムダになりません。ガンバです!
