「若者サポートステーション」というニートや引きこもりの若者支援をする機関がありますよね。ぼくも20代前半に利用していた一人です。
特にニートの方など、いきなり就職はきついので利用したいと思うのではないでしょうか。実際、ぼく自身も働ける状況にない時に勧められました。
ですが、サポステには求人が豊富にあるわけでもなければ就職できる状態にある人が通う場所でもありません。
じゃあどういう人が利用したり、行ったらいいのかって話です。
わからないから2chやネットの評判を調べている人もいると思いますが、むしろ信じる必要はありません。ああいう場は、ネガティブな声が多いので参考外。
ぼくが実際に20代前半で通っていた経験をもとに、ニートであろうとサポステ利用が就職につながる道を書いてみます。
サポステとはどんな人がいたの?
まずはサポステに通っていた頃に出会った人を書いてみます。
ぼくが通っていた頃だと次のような人が来ていました。
★ガチニート状態で働けない人
ぼくも含めてですが、ガチでニートをやっている人は多くいました。働けない理由は個々に寄るんですが、とにかく無職状態で何もしてないんですね。
「働けないけど、このままではいけない」という危機意識があり来ているとも言えます。ぼく自身も、彼らを見て「仲間がたくさんいる」と思いました。
みんなニートで働けないけど、人とのつながりは求めているので通っている内に仲良くなる人も多くいます。
★仕事をしていたけど休職している人、学校を休学している人
働いていたけど仕事場で上手く折り合えず辞めた人もいます。ぼくも一度はバイトで働いたんですが、パワハラに遭いサポステに・・。
ニートであろうと、一度は働いたことがあるので再就職も考えている人たち。良いところがあれば働くけど・・みたいな心理状態とも言えます。
また年齢的に若い人もいます。高校~大学生くらいですが、学校を休学したり退学した人もいました。1
★引きこもりから脱出中の人
つい最近まで引きこもっていたという人にも出会っています。いきなり仕事に出るのはきついから、ステップアップでサポステの交流セミナーに参加するという具合。
ニートや引きこもりは、期間が長引くと「じぶんだけヤバい」と思いがちです。そういう時に、サポステで話をしてると同じくらいブランクを持っている人と出会うので心強いです。
(ブランクありで就職を考えるなら、ぼくの使ってる「履歴書の書き方」や「職務経歴書の書き方」を参考にどうぞ)
★バイトをしているけど精神的に病んでいる人
働いている人は少ないんですけどね。ぼくが通っている間に知り合った人で、仕事をしている人は思い浮かべても2~3名くらいです。
他は何十人と知り合いましたが、仕事をしている人はいませんでした。
バイトを中心に短時間で働いている人でも精神的に病んでいたりします。相談できる場も少ないので、サポステに通っているという感じ。
ただ働いているので、周りからは「なぜここにいるんだ?」という目で見られるのも事実。ぼくも働き始めると顔は出さなくなりました。忙しいのもありますけどね。
★精神障害や発達障害がある人
社会に適応できないという状況には、ニートや引きこもりだけでなく病気や障害のある人もいます。ぼくもそうなんですが、目に見えない発達障害の人などもいましたね。
カウンセリングの中で、こういった問題を抱えながらでも就職できるようヒントを貰う人も多いです。
こんな具合に、総合的に見るとやはりニートが多いのがサポステです。では、どういう利用法に結び付ければ就職出来るのか。
ハローワークや就職サイトの求人を見ても動けない方は便利
ハロワ・就職サイトにハードルを感じる方は使ってみるといいです。
求人がサポステで見せてもらえるわけでは無いんですが、カウンセラーの方に「こういう仕事はどう?」と教えてもらう事ができます。
もちろん、豊富な求人があるわけではないのですが「誰でも出来そうな事」や「人間関係が緩いところ」を教えてくれることもあるんですね。
各サポステによって、仕事の斡旋やつながりは異なりますが。
近隣の人材会社とコンタクトを取り、「こういう人がいるんだけど仕事があれば雇って下さい」といったやり取りもしてくれています。
ぼく自身も、データ入力の仕事をやったことがあるんですがサポステからの紹介でした。
超短期間でしたけど、やってみて良かったですね。人と話さず黙々とタイピングみたいな仕事で一時的に働く経験ができて自信になりました。
仕事を探すのが怖くなり途方に暮れていたぼくも、「これなら出来るんじゃない?」と押されてやった形。
長くニートをやっている人はこういう後押しがあると楽ですよ。
バイトから始めるのも不安な方
バイトから働き始めるのも不安な方は、ボランティア活動などに参加すると良いです。お金を受け取らず、単純にお手伝いするために参加するのでプレッシャーはありません。
ぼくは近所の介護施設でお世話になりました。本当に小さなお手伝いではありますが、職場体験にもなりますし。
圧力をかけられず労働体験できるのは大きいです。
全く働いた経験が無い人は、こういったボランティア活動を通して何かやってみると変わる事もあります。
ぼくは、いい意味で「どうせならお金が欲しい」と思うようになりお金になることをやろうと考えるようになりましたw
サポステに行っても意味がない人
ちなみに、サポステに行っても意味が無い人もいます。
- 仕事が貰えると思っている人
- 働く意欲がバリバリあって早く求人が見たい人
こういう方ですね。労働意欲が高い人は、サポステに行くと物足りないです。
リハビリ的にこれから働くための心の準備をする場所なので、「もう働けるぜ」という人はやめていかれています。
時間はかかるかもしれないけど、悪い評判を気にせず参加すべし
今回挙げたような、サポステが必要な人は行ってみるといいですよ。カウンセリングを受けることが基本ですが、セミナーなども行われています。
ビジネスマナーなどのセミナーから、自分の精神的にしんどい部分を少しずつ改善できるようなセミナーまで幅広いです。
怪しいやつじゃなくて、普通のプロカウンセラーがやってくれることなのでw
ネットや2chで評判を調べると、悪い事しか書いて無かったりするんですけどね。
あれは匿名だから悪口大会をやるのが楽しい人の集まりだと思っておいた方が良いです。
ネガティブに捉えるにしても、一度行ってみて自分で評価を下せばいいんですから。ニートから働きたいけど、全然まだそういう感じじゃないんだよねって人にはオススメです。
すぐにでも働きたい20代向けに書いているサイトですが、たまにはこんな記事も書いてみました。
「働いてみたいな」←このやる気をムダにしてませんか?
仕事探しって面倒ですよね。ぼくも「働きたくないけど、働く意思はある」という状態で20代は悩んで来ました。
しかし、思い返せばこの悩んだ時間がムダだったとも反省。悩むと「今はまだ」とか「明日から」と先延ばしするんですよね。結果的に次の日も、先延ばしをする後悔ループ(苦笑)これが続くと、せっかくやる気を出しかけたのに悩んで苦しんだにも関わらず進展がないという最悪の状況に陥ります。
だから伝えたい。「僅かであろうとやる気があるなら、今この瞬間に行動すべき」と。何も就活はやる気MAX状態でなくてもいいんですよ。ちょっとハロワに行く、ネット求人サイトを見る。なんでもいいんです。今あるだけのやる気を大事に使いませんか?という話。
精神的に疲れていると、仕事探しどころじゃないのは誰もが経験しているはず。
それなら今ある「やる気の範囲」で行動する。その中で出来る限りのことをやれば、後悔のない明日がある。この考え方を心がけて求職活動をされてみて下さい。
たとえば、僅かな労働意欲がある方ならリクナビのチェックなどは出来るはず。もちろん、部屋の中で出来ます。おすすめ理由は3つ。
リクナビをお勧めする理由

- 求人数は業界トップクラス。全国どこでも仕事が見つかる
- 20代にうれしい「未経験・初心者OK」の求人情報が豊富
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もちろん、未経験や初心者向けに安心して働ける求人は豊富。登録するだけなので、電話が掛かってくるなどの心配も不要ですよ。
スカウトメールなど登録するだけで、未経験スペックでも働かせてもらえる案件のお知らせが来るなど便利のひと言。
働きたい、面接を受けたいと思った時に「登録からやらないとダメなのか」という心理ハードルを下げるためにもまずは求人チェックが有効です。
ぼくの経験からも、こういう小さな行動をするだけで「後悔なき明日」を迎えられます。迷っているなら、たった5分の登録から始まる1歩をまず踏み出すと、今のやる気もムダになりません。ガンバです!
