- 「ハローワーク経由で書類応募したけど、企業からの連絡がない」
- 「ハロワから面接に行ったけど、採用の合否はいつまで待てばわかるの?」
ハローワークから企業に書類応募したり、面接を受けた際に長期的に連絡を待っている方は”カラ求人”を疑ってください。
20代の当時、ぼくが就活でハローワークを利用すると、冒頭の疑問を抱えることがよくありました。今にして思えば、カラ求人に応募していたと嘆くばかりです(汗)
この「カラ求人」とは、ひと言でいうとダミー求人ですね。採用する気が無いのに、ハローワーク求人に掲載している企業がいるのです。
なぜこんなことをするのか。それは、ハローワークに掲載することで得られるメリットがあるからです。カラ求人が起こる仕組みと、対策についてまとめてみました。
書類選考すらしていないこともある「カラ求人」が横行する理由
ハローワークは、他の求職サービスと明らかな違いがあることをご存知でしょうか?
それは、公的機関が運営している組織であるということです。(求人サービス別の特徴)
公的機関ゆえに、企業側には求人掲載をするメリットが多くあるんですね。たとえば一例を挙げてみます。
- 派遣会社や求人サイトと違い、無料で求人を出し続けられる
- 求人掲載だけでも、企業の宣伝になる
- 採用すると助成金がもらえるケースもある
このように、無料であるにもかかわらず、得られるメリットが大きいのです。そのため、とりあえず求人掲載して、優秀な人材が来たら採用するといったことが可能になります。
求人掲載費を支払っていれば、急いで採用も決めたいですし、連絡もスムーズになるのは当たり前ですよね。
これがハローワークに「カラ求人(ダミー求人)」が生まれる理由とも言えます。
極論ですが、採用する気が無くても求人を出せてしまうということ。では、ぼくに起こった「カラ求人疑惑」を元に、対処策を3つお伝えしておきます。
① 事前にハローワークで、何人応募しているか聞く
「この企業はおかしいな・・」というのは、事前にハローワークで知ることも可能です。まず、紹介してもらう段階で「○人が応募」というデータが職員さんに聞くとわかるようになっています。
かんたんな話ですが、「今のところ何名くらい応募していますか?」と聞いてしまいましょう。
ここで、教えてくれる人数を聞いてから応募を検討するのも作戦です。ぼくはこういったことが可能になることを知らずに、2週間くらい待っていたこともありました。今考えると、恐ろしいほど待ってますけどね・・。
「何人応募して、何人採用された」という実績が聞けると、掲載企業の採用本気度も見えてきます。
「10人応募して、まだ採用されていないです」となると、どこか違和感を覚えますから。参考に聞いてみる習慣を付けるに越したことはないのです。
② 書類選考は、いつまでに連絡が来るかを聞いておく
一生懸命に手書きで経歴書を作ったにも関わらず、送付後に全く連絡が来ないケースもありました。
「せっかく書いたのに・・」という思いをしました。書類選考なら、送付して到着まで数日です。
サッと読めば、面接に呼ぶかどうかくらいは、まともな企業なら可能なはず。「相手を待たせる」というのは、社会マナーに反しますから。
これも数日なら待てますが、1週間くらい待つと焦ってしまいます。「選考結果はどうなったんだ?」と。そのため、ぼくは企業側に直接電話したこともあります。
すると、「まだ選考中で、まとめて応募があった中から選ぶようにします」とだけ返されました。
そんなことは、応募の段階では求職者は何もわかりません。そのため、ぼくはムダに“待たされ損”を食らった形になります。
社会人のマニュアルとしてうっとうしいのですが、「企業サイドを急かしてはいけないので応募者は待つべし」という風潮もあります。
確かに、相手があっての就活ですから急かすのはよくありません。ただ、一部の企業がこういった悪質な手口でハローワークを使っている事実もあるのです。
そのため、応募の段階でハローワークから「何日くらいで書類審査は終わりますか」と尋ねてもらっておくべきです。もし書類応募から連絡が来るまで時間が出来ても、問い合わせしやすいですからね。
気まずいのは、後になって聞くことです。急かしているのか、それとも企業側が遅いだけなのか。変にギクシャクして後味が悪くなる就活にはしたくないものです。
参考:「ニートの履歴書作成」「フリーターの履歴書作成」
③ 連絡が来ないなら、電話で問い合わせて態度を伺う
最後は、「待つことは損」というお話しをさせて頂きます。
経歴書の応募にしろ、面接の採用合否にしろ、待つ側になると損をしていると考えた方が良いです。早期に仕事を見つけて、さっさと働きたくて求職をしているわけですから。
「待たされている時間=ムダな時間」であることに間違いはありません。その時間で働けたら、お金に変わっているとぼくは考えます。
そのため、最終的には直接電話で問い合わせることが、いちばん確かな答えになります。
ハローワークから聞いてもらうことも手なのですが、露骨に連絡が遅い企業はその段階で信用度が下がります。もし、ここから採用されてもどこか不信感を抱くことになるんですね。
そこで、実際にじぶんで電話して状況がどうなっているか聞くことで「企業サイドの対応」が見えてきます。ここで雑なようなら、もし仮に採用になっても断ることもできますから。
対応が真面目で誠実だったら、「事情があったんだな」とこちらにも伝わりやすいですよね。
カラ求人ならここで、態度や言動があやふやですぐわかるというワケです。ふるいにかける意味での電話もアリですよ。
まとめ ハローワークの職員を通して、徹底リサーチせよ
ハローワークを主体に就活される方は、これらの問題を回避する作戦を取らねばいけません。そのため、ハローワークの職員さんに、述べてきたようなことを聞くことは重要です。
ハローワーク内での話ですので、何か言いにくいことを言ったとしても、相手企業に伝わることもないのですから。遠慮せずに話を詰めてしまいましょう。
仕事が決まらない場合、特にハローワークから斡旋してくるなどの情報がないのも、システム上の問題ではあるんですけどね・・。
不信感が出てしまう場合は、求人掲載に費用をかけている「派遣会社」「求人サイト」「求人情報誌」などを使うと対応の早さに驚くと思います。
「掲載費を支払ってでも、早急に人材を採用したい」という会社ばかりですから当然といえば当然ですが。ハローワークでしか就活経験の無い方などは、試しに登録して使ってみるだけで変わりますよ。
大手サイトである、リクナビなどであれば、登録するだけで非公開求人が見れるなど、ハローワーク並みの豊富な求人情報が手に入ります。
ハローワークに固執しがちな方で、求人サイト未経験な方であればリクナビNEXT
がおすすめです。
「働いてみたいな」←このやる気をムダにしてませんか?
仕事探しって面倒ですよね。ぼくも「働きたくないけど、働く意思はある」という状態で20代は悩んで来ました。
しかし、思い返せばこの悩んだ時間がムダだったとも反省。悩むと「今はまだ」とか「明日から」と先延ばしするんですよね。結果的に次の日も、先延ばしをする後悔ループ(苦笑)これが続くと、せっかくやる気を出しかけたのに悩んで苦しんだにも関わらず進展がないという最悪の状況に陥ります。
だから伝えたい。「僅かであろうとやる気があるなら、今この瞬間に行動すべき」と。何も就活はやる気MAX状態でなくてもいいんですよ。ちょっとハロワに行く、ネット求人サイトを見る。なんでもいいんです。今あるだけのやる気を大事に使いませんか?という話。
精神的に疲れていると、仕事探しどころじゃないのは誰もが経験しているはず。
それなら今ある「やる気の範囲」で行動する。その中で出来る限りのことをやれば、後悔のない明日がある。この考え方を心がけて求職活動をされてみて下さい。
たとえば、僅かな労働意欲がある方ならリクナビのチェックなどは出来るはず。もちろん、部屋の中で出来ます。おすすめ理由は3つ。
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スカウトメールなど登録するだけで、未経験スペックでも働かせてもらえる案件のお知らせが来るなど便利のひと言。
働きたい、面接を受けたいと思った時に「登録からやらないとダメなのか」という心理ハードルを下げるためにもまずは求人チェックが有効です。
ぼくの経験からも、こういう小さな行動をするだけで「後悔なき明日」を迎えられます。迷っているなら、たった5分の登録から始まる1歩をまず踏み出すと、今のやる気もムダになりません。ガンバです!
