やりがいのある仕事がしたい

20代のぼくは仕事探しに悩み、本を読んだり相談したりしていました。そういった中で出てくるのは「やりがいのある仕事を探そう」とか「やりたいことを考えよう」と言ったお約束のフレーズ

まだ20代と若く、就活マニュアルに頼っていたので何ら疑問を感じずに信じていました。

 

でも、これが間違いの始まりだったと思っています。たとえば仕事を探す際に求人票を見ますよね?そこから「やりがい」を持てそうな仕事を探すようになりました。

「この仕事なら社会の役に立てそう」「やりがいを見出せそう」とか。

 

しかしなかなか該当する仕事が見つかりません。

今回はこれによって「就職が遅れる」という状況はかなりあるという話をします。1ヵ月で就職どころか、数か月にわたって仕事が決まらないわけですから・・。

一般求人を見て「やりがいのある仕事」が出てくると思える人は稀

そもそも、就活中の20代の方が、「一般求人」として公開されている仕事から「やりがいのある仕事」を見つけることは困難です。

たとえば、ぼくが働いたスーパーの仕事。品出しや野菜を切ってパッケージングします。これが主な仕事内容。

では一生懸命に野菜を切り続け、商品を出すという毎日をイメージしてください。

 

正直、この毎日の中に「やりがい」って生まれますか?という話なんです。

本当に「ふつうの作業」ですからね。別にスーパーで働く人をバカにしているのではなく、仕事探しの段階から「やりがいを見出せる?」という話。

 

だけど、ぼくのやったスーパーの仕事を含め「やりがいの無い仕事も世の中には多いよね」とは誰も言わないんです

つまりハロワでも求人サイトでも、求人を見た瞬間に「うおお・・やりがいがありそう!」と思える方が稀なんですよ

 

仕事が見つからないあなたが悪いわけじゃないんです。見つかりにくい「やりがい」というドツボにはめてる人が悪い

じゃあなぜ、「やりがいのある仕事」というフレーズが出ているのか。これを考えると、本当の意味がわかるようになります。

 

「やりがい」は万能薬として使われている

  • 「社会に出たくないし働きたくない」
  • 「どうせ働いても給料少ないし」

今、すごく不安定な社会情勢がありますよね。そういった中で、上記のような働くことに対してネガティブな印象を抱える人が多く出ています。ぼくもそうでした。

 

でも、こういう人たちに対して働けるように仕向けようと思えば、何かしらポジティブな言い回しが必要になるんです。ぼくは少なくとも、働きたくない人ですし・・w

そこで「やりがいのある仕事を見つけよう」なんてフレーズを何度も聞くと、「あれ?働きたくないけど、やりがいのある仕事ならいいかも」と思うようになるんです。

 

「やりがい」という言葉は万能薬みたいなもので、とにかく使われ続けました。ぼくもこの言葉に踊らされて、「やりがいのある仕事を探そう」と頑張ったわけなのでw

でも、実際には「やりがいのある仕事」はそう見つかる物でもありません。述べてきたように、見つけられる人の方が少ないのです。

 

だけど、「やりがいに繋がるんだ」と信じ込んで働くことで何だか前向きな気持ちになれることもあったのです。

ただ、この「やりがい」が悪用されるケースも多発しましたよね。「やりがい搾取」という言葉も流行りましたが、やりがいを盾にブラック企業が利用してきたことです

「やりがいがあるから、少々のサービス残業には耐えなくちゃいけない」という考えなど、お金を稼ぎに来ているのに本末転倒な状況が生まれました。

 

このように、やりがいが万能薬となったことで逆にツライ思いをしている人が増えているのも事実。

そのため、ぼくは「やりがい」に重きを置き過ぎないことを提唱しています

 

「仕事」と「やりがい」を同時に得ようとするとキツイ

残酷なようですが、求人に出ているような仕事にやりがいを感じられる人は既に就職してると思うんですね。

そのため、ここを読まれる20代の方は、あまり求人に魅力を感じていないのではないでしょうか。

 

でもそれは当たり前の話で、求人に出ているような仕事は「作業色」が強いんですね。同じことの繰り返しだったり、上の命令に従うだけだったり。そりゃ、やりがいとか見つからないですよw

だけど、この事実を知っておくことが何より重要なんです。

「仕事探し」をしているのに「やりがいのある内容」までミックスしないといけないと思うと、ぶっちゃけ地獄ですから

 

応募してみようと思っても、「あれ?でもこの仕事はやりがいが無さそうだぞ」と思えば気持ちは億劫になるもの。だからこそ、仕事とやりがいを分けてしまうくらいの方がいいのです

仕事にやりがいを求めるのは、ある種の完璧主義に近い思想にもなります。

逆にここを分けて考えてみると、意外と「これならやってもいいかも」という仕事も見つかります。仕事ってとりあえず始めないと、探す段階で止まってしまうとキツ過ぎるということですね。

 

やりがいは無いかもしれませんが、少なくとも「就職というスタート」を切ることができる。

ぼくが「これは何だかやりがいが無さそう」と思い、ムダに仕事探しの時期が長引いたのもまさに「やりがい」が邪魔だったからです。

 

前提として「やってもいいと思える仕事」と「やりがい」は分けて考える方がスムーズということを意識されるといいですよ。

今の若者は「やりがいが無いといけない」と思い込まされて動けなくなっている人もいるのです。本来、求人に出てくる仕事からはやりがいは感じにくい物だと考えましょう。

すごくネガティブな話のようですが、なんでもかんでも「やりがいを見つけよう」というのは暴論だという話をさせて頂きました

 

(関連:やりたい仕事がない人はどうすればいいのか)


「働いてみたいな」←このやる気をムダにしてませんか?

仕事探しって面倒ですよね。ぼくも「働きたくないけど、働く意思はある」という状態で20代は悩んで来ました。

しかし、思い返せばこの悩んだ時間がムダだったとも反省。悩むと「今はまだ」とか「明日から」と先延ばしするんですよね。


結果的に次の日も、先延ばしをする後悔ループ(苦笑)これが続くと、せっかくやる気を出しかけたのに悩んで苦しんだにも関わらず進展がないという最悪の状況に陥ります。

だから伝えたい。「僅かであろうとやる気があるなら、今この瞬間に行動すべき」と。


何も就活はやる気MAX状態でなくてもいいんですよ。ちょっとハロワに行く、ネット求人サイトを見る。なんでもいいんです。今あるだけのやる気を大事に使いませんか?という話。


精神的に疲れていると、仕事探しどころじゃないのは誰もが経験しているはず。


それなら今ある「やる気の範囲」で行動する。その中で出来る限りのことをやれば、後悔のない明日がある。この考え方を心がけて求職活動をされてみて下さい。


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ぼくの経験からも、こういう小さな行動をするだけで「後悔なき明日」を迎えられます。迷っているなら、たった5分の登録から始まる1歩をまず踏み出すと、今のやる気もムダになりません。ガンバです!

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