就労移行支援サービスって知っていますか?
これは、仕事に就ける状態に無い人が就労に向けて訓練を兼ねて働く場所。なので移行支援と言います。
一般の人は使うこともないと思いますが、ニート状況が続くような人って精神的な疾患を患っていたりするんですね。
障害認定されていたりすると普通に利用することができます。
ぼくだと発達障害やウツ病が酷く働けなかった際に、「就労移行支援を受けてみては?」と打診されたことも。
ただ色々と賃金などが少なく生活できないと思い避けています。もちろん、必要な人は通うべきなんですけどね。
そんな就労支援で働く友人とちょっと会ってきたので彼の話を書いてみます。彼が精神的に追い込まれていて、ちょっと支援の在り方を考えたので。
就労支援ネットワークは抜け出しにくい
書いていいのか悪いのか、友人とは10年来の付き合いになります。彼とはお互いにニート時代に、自己啓発セミナーに出ていたんですよ。
ぼくは発達障害やウツ病があり、彼は精神的な疾患を抱えていました。その後は二人とも就労はしたんですが、彼の場合は精神疾患がぶり返すタイプ。
そのため、今は就労支援を利用しているとの事。
しかし仕事というより、とりあえず顔を出すことが重要という支援を受けているらしいんですね。
もちろん、病気があるので仕方が無いんですが。
朝から昼まで、箱を折りたたんだり洗濯物を整えるという作業を繰り返すそうで。
給料も安く、このままだと不安だと彼は言います。本を読む勤勉家な面もあるんですが、これから先ロボットに変わられるようなことをしていると不安がっていたり。
ぼくと同い年の35歳なので、単純作業を繰り返す不安は計り知れないんだろうなと話していて感じました。
これは何となく理解できるところで、ぼくが就労支援ネットワークで働かなかった理由。
とにかく給料は安く、お金を稼ぐために通う感じじゃないんですよね。
「就労に向けて、今を頑張ろう」みたいな。
職業訓練にはならないし、かと言ってそこで頑張ればしっかりした会社に入れるという保証も無く。
就労支援の現場スタッフさんは全力でサポートしてくれるんですが、「支援」である以上はなかなか精神的に苦しい面が強いです。
支援は絶対に必要な人もいるんですが、どうしても彼のように「もっと働けるけど・・」的な状況の人には物足りないんですよね。
そのため、就労支援に不安を抱く人がやるべきことは決まっています。
それが「しっかりとお金を稼ぐ場を選ぶ」こと。
ウツ病や精神疾患で働けない障がいがあるなら、障害者枠を活用せよ
支援を頼ると、収入的にはじぶんの安売り感はどうしても避けられません。必要で通うならまだしも
- 就労支援はここしかなかった
- ニートから脱出の準備と言われて通ってみた
といった理由だと、頑張っているのに報われない(金銭的な意味で)と感じます。
ぼくも障害者枠で働いたことがありますが、やはりモチベーションに関わるお金は大事だと実感。
月に10万しかもらえなかったところで働いたこともありますが、生活していくにはあり得ない安さで不安でした。
こういった状況下で「心身共に健康に働こう」ってそもそも無理があるんです。
しかし今は、障害者枠で働ける環境も整ってるんですね。疾患があるから・・は気にすることも無くなっています。
段階的な話として
- 就労支援が必要で稼ぐ力はまだ弱い人
- 支援が必要だけどお金を稼ぐ力はある人
こういう二人がいたら、やはり働く環境が同じじゃダメなんですよ。友人も稼ぐ力はあるんですけどね。
本人も行く当てがなく支援所で作業している感じなので。
例えば、就労支援しか近所に無くても「障害者向けの求人サイト」を活用するなどすれば仕事は溢れています。
ハロワの障害者向けで仕事が無い→諦めて支援施設という流れはもう10年も前の話。今なら、じぶんが選べる立場にあるということを認識すべきですよ。
特に友人のように障害を負うほどの精神疾患なら、お金はそれなりにもらえる障害者枠を利用するだけで違います。
目に見える形でしっかりとお金が還元される。
それが支援として、適切な形では無いかとぼくは思います。お金がもらえないと、精神的に苦しい思いをするだけなので。
ぼく自身も発達障害で、思うような支援を受けられないまま生きていた側の人間。
もしニートを長期化されている方で、障害があって追い込まれているなら障害者求人を頼るなどされてみてはいかがでしょうか。
ちょっとしたことですが、支援ネットワークの種類を変えるだけで人生が見違えるほど輝き始めることもありますよ。
最近だと、アットジーピー【atGP】
などしっかりした障害者向けの求人もあります。思うようにならない状況の方ほど、頼られてみてはいかがでしょうか。
「働いてみたいな」←このやる気をムダにしてませんか?
仕事探しって面倒ですよね。ぼくも「働きたくないけど、働く意思はある」という状態で20代は悩んで来ました。
しかし、思い返せばこの悩んだ時間がムダだったとも反省。悩むと「今はまだ」とか「明日から」と先延ばしするんですよね。結果的に次の日も、先延ばしをする後悔ループ(苦笑)これが続くと、せっかくやる気を出しかけたのに悩んで苦しんだにも関わらず進展がないという最悪の状況に陥ります。
だから伝えたい。「僅かであろうとやる気があるなら、今この瞬間に行動すべき」と。何も就活はやる気MAX状態でなくてもいいんですよ。ちょっとハロワに行く、ネット求人サイトを見る。なんでもいいんです。今あるだけのやる気を大事に使いませんか?という話。
精神的に疲れていると、仕事探しどころじゃないのは誰もが経験しているはず。
それなら今ある「やる気の範囲」で行動する。その中で出来る限りのことをやれば、後悔のない明日がある。この考え方を心がけて求職活動をされてみて下さい。
たとえば、僅かな労働意欲がある方ならリクナビのチェックなどは出来るはず。もちろん、部屋の中で出来ます。おすすめ理由は3つ。
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スカウトメールなど登録するだけで、未経験スペックでも働かせてもらえる案件のお知らせが来るなど便利のひと言。
働きたい、面接を受けたいと思った時に「登録からやらないとダメなのか」という心理ハードルを下げるためにもまずは求人チェックが有効です。
ぼくの経験からも、こういう小さな行動をするだけで「後悔なき明日」を迎えられます。迷っているなら、たった5分の登録から始まる1歩をまず踏み出すと、今のやる気もムダになりません。ガンバです!
