「苦手な仕事は努力して出来るようにならなきゃだめだぞ」
「得意なことは出来て当たり前。出来ないことを頑張れ」
うわー・・面倒臭い。日本の変だなと思うところですけど、「苦手を克服する」ということを美学的に扱いますよね。「苦手なことを頑張ることが正しい!」みたいなw
もちろん、子どものころから苦手なことに取り組むのは大事だと思うんですよ。出来ないことが出来るようになるのは成功体験に繋がりますから。
でも会社に入って、毎日のように苦手な仕事に取り組んで・・それでも解決しないことを克服するように頑張るって何だか違うんです。
20代くらいの若い世代でも成人した大人ですから。今更になって、毎日やっても出来ない苦手を克服するって非効率。
「これ出来ない」って思うことってあるじゃないですか。もう続けても仕方ないぞってレベルですね。
しかし、この「苦手なこと」を克服させようとする会社はかなり多いです。感覚9割くらいの会社がそうなんじゃないかな?今回はぼくの仕事論として、苦手克服の非効率性について述べます。バカな会社に届けw
「苦手があって当たり前」の前提が欠如した社会
ぼくが「苦手克服」に対して違和感を持つのは、人間の特性を無視しているからなんですね。ロボットが働いているならまだしも、一人一人の人間が会社にいるわけです。
得意なこともあれば、苦手なこともある。それが人間ですし、前提としてそういうものです。
たとえば、石を拾いに川に行ってもドラゴンボール並みに丸々とした石ってないんですよね。凹凸があって、細長く出ている石もあればへこんでる石もある。これは人間社会にも置き換えられます。
今の社会はこういった、「苦手があって当たり前」の前提が欠如した社会になってると思うんですね。そりゃ苦手が無い方がありがたいと思うかもしれませんが、実際はムリなんですよ。人なんだから。
こういった前提があることすら知らず、ぼくは苦手を克服すべく働いてきました。でも出来ないこともあり、苦手なことをメインに責められて20代で働くことが怖くなったんです。
「仕事が嫌だな」と思う人の中には、こういった苦手を徹底的に直そうとしてる傾向がないか意識してみて欲しいですね。
「苦手より得意を見つけること」がこれからの会社の在り方です
つまり「あの人は○○の仕事が苦手だよね・・ダメだなぁ・・」というのは、旧時代の会社の在り方なんですよ。ダメなところ探し、できないこと探しは学校で終わればいい。
そう受け止めるのではなく、「あの人は○○の仕事が苦手だけど、○○の仕事は得意だから任せよう」というのがこれからの会社ですよ。
理由は、どんどん会社に余裕が無くなっているからですね。もう人を育てて、何十年も生き残る会社ってごくわずか。20代くらいだと、「一生同じところで働くぞ!」と考えている人も少ないですよね。
それなら、今いる人材の能力を100%引き出そうとすべき。時間を掛けて「苦手なことを克服してもらう」ということにエネルギーを割いてもらっちゃダメなんですよ。
そんな暇があるなら、さっさと得意なことを会社内で分け合って、出来る人が出来ることをやった方が効率が良い。学校式な会社が多いというか、みんな同じでみんなでお手てをつないでゴールってもう古いw
苦手なことをさせて、自信を失い続けて社員に辞められるのも会社の損失。いつまでそんな昭和スタイルを維持してるのかな?と、ぼくみたいな人間は思っちゃいますね。
苦手なことを克服できないなら、得意なことでアピールせよ
まとめると、苦手なことを頑張るってものすごく効率が悪いという話です。ぼくは、「苦手を克服することで上司にアピールになる」と信じて20代を働きました。
ですが、根本的に苦手なことなので仮に出来るようになっても30点が50点くらいになるだけ。これを出来るようになったと受け止めてくれる上司って基本いないんですよね・・。
それなら、もともと60点くらいだった部分を80点になるよう頑張ってしまう方が良い。得意な力を活かせるし評価も上がりやすいんです。アピールの仕方を変えるという感覚で。
また、苦手を克服して平均的なポイントを取っても、人材価値は上がりにくいです。なぜなら、平均止まりだから。
逆に、得意を伸ばして極め込んだらプロですからね。人材価値は当然上がります。だれもが真似できないレベルになれば、仮に今の職場が嫌になっても他の職場でアピール材料が残るなどメリットだらけ。
平均点の人材を作ることは、けっきょく会社にしてみれば「最低限のことはやっておいてね」という都合いいロボットを育成しているだけ。
ぼくはそう考えるからこそ、苦手なことは無視して得意を伸ばす意識を伝えたいです。
「じぶんの得意なことなんてわからないよ」という人もいると思いますが、統計データがはじきだすグッドポイント診断(登録必須)
などを使えばすぐに見つかります。
「じぶんには得意なことがない」とネガティブに思い込まされている人ほど活用してみるといいですよ。「苦手を意識してマイナス思考になるじぶん」から、プラスを意識した人材を目指す。
これからは、こういう人材が強い時代に入ります。
(参考:自分の強みが見つからない例文集はムダ【オリジナル長所の書き方】)
「働いてみたいな」←このやる気をムダにしてませんか?
仕事探しって面倒ですよね。ぼくも「働きたくないけど、働く意思はある」という状態で20代は悩んで来ました。
しかし、思い返せばこの悩んだ時間がムダだったとも反省。悩むと「今はまだ」とか「明日から」と先延ばしするんですよね。結果的に次の日も、先延ばしをする後悔ループ(苦笑)これが続くと、せっかくやる気を出しかけたのに悩んで苦しんだにも関わらず進展がないという最悪の状況に陥ります。
だから伝えたい。「僅かであろうとやる気があるなら、今この瞬間に行動すべき」と。何も就活はやる気MAX状態でなくてもいいんですよ。ちょっとハロワに行く、ネット求人サイトを見る。なんでもいいんです。今あるだけのやる気を大事に使いませんか?という話。
精神的に疲れていると、仕事探しどころじゃないのは誰もが経験しているはず。
それなら今ある「やる気の範囲」で行動する。その中で出来る限りのことをやれば、後悔のない明日がある。この考え方を心がけて求職活動をされてみて下さい。
たとえば、僅かな労働意欲がある方ならリクナビのチェックなどは出来るはず。もちろん、部屋の中で出来ます。おすすめ理由は3つ。
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ぼくの経験からも、こういう小さな行動をするだけで「後悔なき明日」を迎えられます。迷っているなら、たった5分の登録から始まる1歩をまず踏み出すと、今のやる気もムダになりません。ガンバです!
