求人サービスには様々な種類があることをお伝えしましたが、特に20代のフリーターにオススメなのが派遣会社の活用です。理由は、労働者に起こりがちな不満を解消しやすいからです。

  • 「給料を増やして欲しいけど、お金の話はしづらい」
  • 「ブラック企業で残業も多いので、文句を言うにも言い出しにくい」

こんな会社には入りたくないですよね。そもそも、これらの問題はなぜ起こるのでしょうか?

それは、「直接、会社とおカネの話なんて・・」「サビ残に文句を言ったら立場が・・」と思う人が圧倒的だからです。つまり、労働者(じぶん)と会社(雇用主)が直接契約をしているからなんですね。

これに対して、派遣会社は仲介者(第三者)が入ることで、仲介契約へと変わります

仲介人システムがあれば、言い出しにくいことでも、やんわり伝えられるメリットがあるのです。そんな「仲介人のいる派遣会社こそ、20代に役立つ」というお話をさせていただきます。

派遣会社の仕組みは、トラブル保証込みの安心制度

派遣会社の仕組みは、労働者と会社と仲介者の三角関係で成り立ちます。主な派遣の役割は以下のようなシステムです。

① 企業と求職者の意見を十分にヒアリングする。双方の意識をしっかり確認する。

② 仕事内容、給料面、各種保険、残業の有無などを考慮してマッチングできる関係を構築する。

③ トラブルがあっても、派遣担当者が双方の言い分をもとに対処する。

上記のような、仕事斡旋から、その後のフォローまでを行ってくれるのが派遣の役割です。

これらは、派遣会社として当たり前のシステムではありますが、20代の若者にとっては非常に便利なのです。いわば、派遣という代理人がいることで、面倒な交渉事はすべてフォローしてもらえるのですから。

それでは起こりがちな問題をケース別に考え、派遣会社が便利なところをお伝えします。ぼくが早く派遣を使えばよかったと、悔やんでいた理由がお分かり頂けるかと思いますよ。

20代の方が「派遣切り」などの悪いイメージだけで、派遣会社を避けるのは勿体ないですから

会社に対して、給料を上げて欲しいと言えない人

よくある話ですが、「時給や給料が上がらない」という問題がありますよね。もしくは、アップしても雀の涙ほどの賃金しか変わらないなどです。

ぼくは、過去に時給が10円アップしたことを上司に伝えられたことがあります。

バイトでも昇給しにくい会社だったこともあり、「上げてやった」とドヤ顔で言われました。でも、8時間働いても、80円アップ・・。何のアップなのかと言いたくなりました(笑)

 

また長年勤めていても、給料が上がるどころか交渉の余地さえない会社も多いのが現実です。ただ、交渉がダメという法律はないんですね。

給料に関しては、「社会とはこういうもの」と思いつつ、受け入れてしまっているのが現実なのです。これでは不満も解消されません。

 

しかし、派遣会社ならお金の交渉など、基本中の基本。直接契約と違い、自分の望む報酬を伝えやすくなります。

働いている最中でも不満があれば、企業ではなく派遣を相手に交渉することが大事なのです。派遣会社も、企業から出ている給料を手数料として引くわけですから。さじ加減ひとつなのです。

日本人は、「お金の話は汚いこと」と考えている人も多く、雇用主と自分とで賃金の話をするのが苦手です。

特に20代くらいだと、「若いのに給料の交渉なんて」という意識が働きがち・・。でも給料が、仕事に対するモチベーションの一部である以上は見過ごせません。

そのため、交渉しやすいテーブルを設ける意味でも、派遣利用は便利なのです。

 

サビ残を求められるブラック企業に文句を言いたい

ぼくの話ですが、企業と直接契約して、バリバリのブラック企業に入社していたこともあります。サビ残が常態化している企業、パワハラが基本の職場。

こういう場合、上に文句を言いにくいケースがほとんどです。「周りもみんな頑張ってるんだ」「お前だけがツライんじゃない」と問題を逸らされます。

サビ残やパワハラなどは、労働法に違反した犯罪なんですよね。だから、労働組合などが会社にできるのです。

 

ただ、こういった自分たちを守る組織ができないケースもあります。

会社が小さいと、組合どころの話ではありません。自分で主張して、サビ残を拒否したり、パワハラと戦うことも必要になります。

ですが、職場でこういった面倒ごとは、お金の問題と同様にもめたくはありません。

 

しかし、これもまた派遣会社が間にいることで問題が起こりにくいのです。

サビ残をさせられても、派遣会社に「残業をさせられました」と言えば追加の支払いを要求できます。パワハラがあれば、「耐えられないので職場を別のところに変えてください」とも言えます。

このように、問題化されては働き手がいなくなるため「派遣会社のダメージ」になるのです。そのため、派遣会社も企業側にきちんとした対応を求めてくれるのです。

派遣で働くことは、ホワイトカラーに入るようなもの。使わない手はないのです。

でも、そうは言っても「派遣会社は非正規でずっと働くから不安」という方もいますよね。それが、そうとも言えないのです。正社員になるシステムも豊富にあります。

 

紹介予定派遣など、正社員へのルートも用意されている

「派遣社員」と聞くと、不安定なイメージもありますが、実際はそうでもありません。紹介予定派遣」というお試し期間(6か月)で働いたのちに、正社員へ昇格できるシステムも国が定めています

よくある派遣デメリットに、「派遣会社は3年以内なら解雇できる」などがありますが、最初から紹介予定派遣などを選び、チャレンジ期間を決めて働けば問題ないのです。

マスコミが過剰に不安をあおるのは、テレビ番組や雑誌などで特集が組みやすいからなんですね。「心配になるから、テレビや雑誌のニュースを見たくなる」という仕組みです。

 

派遣の担当さんも、使い捨てする前提で派遣スタッフに関わることはありません。スタッフに働いてもらうことで、会社が潰れずに済むのですから。

求職者に悪評を立てられるようなことを狙ってやりたいわけではないということです。そこには人が介在しますし、いい仕事に巡り合えるお手伝いをしてくれます。

ぼくは少なくとも、無数の派遣に登録してサービスを利用しましたが、こちらの思う条件を提示し続けてもらえて満足しています。

紹介予定派遣なら尚更です。正社員ルートを確保しつつ、フォローを受けるというのは派遣会社の強みです。

フリーターとして非正規で働くよりも、紹介予定派遣として非正規で働く方が将来も明るくなると思います

 

派遣会社だけじゃない!人材コンサルタント会社など呼び名もさまざま

「派遣会社」と書いてきましたが、場所によっては呼び方も変わります。

人材コンサルタント会社などもまさに派遣ですね。担当者の呼ばれ方も、コーディネーター、アドバイザー、相談員などさまざまです。

ポイントは、「企業と個人に仲介人が付くか」という点を見ればわかりやすいです。主には派遣会社、派遣サイト、求人サイトなどに仲介サービスが多く存在します。

 

逆に、ハローワークやジョブカフェなどは、就労手前までのアドバイスはもらえるのですが、企業側とのクッション役にはなってくれません。

就労後の悩みやトラブルは聞いてくれますが、直接企業側との間に入って賃金交渉やサビ残を止めることはできないのです。守備範囲外というやつですね。

企業と個人でやり取りする自信が無い方は、派遣など仲介業者に助けてもらいつつ仕事を探すことをお勧めします

【20代向けおすすめ派遣会社4つ】都会から地方住まいまで対応

20代で仕事を探しているけど、一般求人サイトより派遣会社を使いたい人のためにまとめてみました。順位を4つ個人的な判断で並べているので参考にどうぞ。

1位 マイナビスタッフ ~都会住まいの方ならここ~

  • 東京・大阪を中心とした、都会向けの求人が非常に強い
  • 一般職を全般に扱うため、仕事の偏りが少ない
  • 求人数は大手に比べれば負けるも、未経験者のフォロー態勢は万全

都会で派遣会社を利用したいなら、マイナビスタッフは要チェック。扱われている業種は一般職がキホンとなっており幅が広く、「1ヵ月以内の単発」~「紹介予定派遣」まで働き方も自在に選択可能。

求人数が大手サイトと比較すると少ない傾向があるも、20代未経験からでもしっかりフォローする姿勢がある。登録者に対する、セミナー開催など仮に仕事が見つからなくても損が無い

登録はこちら⇒マイナビスタッフ

 

2位 ランスタッド ~地方の仕事もしっかりカバー~

  • 未経験など20代若者が困るポイントをカバーした豊富な求人
  • 地方在住でもしっかり登録会が開催されており便利
  • スキルアップサポートの充実

未経験からでも始められる仕事が充実しており、20代で働き始める若者をしっかりカバー。全国区の派遣サイトとしても地盤をしっかり固めており、地方でも不利を感じさせないところが良い

販売、デスクワークとまずは基本的な仕事をそろえており、いわゆる「キツイ仕事」とは距離を置いた派遣会社。製造や軽作業などもあるので、まずはここからスタートするのも悪くない。

登録はこちら⇒ランスタッド

 

3位 ヒューマンリソシア ~ニートだったぼくを真剣に対応してくれた派遣会社~

  • 登録スタッフに適性があると思えば、どんどん仕事を提案してくれる
  • 面接の練習など、個別に時間を割いて手伝ってもらった経験アリ(ニート時代)
  • 大手会社とも契約しているため、安定企業に入れるチャンスもある

ぼくは大手メーカーのパソコンオペレーターを紹介してもらった経験あり。スタッフに適性を感じれば、たとえ未経験ニートでも積極的に提案してくれるため、思いもしなかった仕事を紹介されることも

面接練習など、個別の時間を割いてくれるなど他社に負けないサポート姿勢。大手企業との契約があるのは強く、安定を求めているのであればまずは相談。

登録はこちら⇒[ヒューマンリソシアテキスト]

 

4位 派遣スタイル ~求人数は多く地方・都会のバランスが取れている~

  • 派遣サイトとしては非常に求人が多く、テンポよく探せば仕事に困らない
  • 地方にも強いため、全国的な目で見ると利用しやすい
  • ただし、案件別に派遣会社に登録する必要がある

派遣スタイルは、求人サイト的に仕事をチェックしていき、気に入るようであれば登録して働くシステム。少し手間だが、案件別に派遣登録するのが面倒でなければふつうにオススメ。

派遣サイトというより、求人サイトに近いので仕事数も豊富。地方にも強く一定の仕事は見つけられる。ただしサポートは、登録した派遣会社によって違うのでこの順位

登録はこちら⇒派遣スタイル

 


「働いてみたいな」←このやる気をムダにしてませんか?

仕事探しって面倒ですよね。ぼくも「働きたくないけど、働く意思はある」という状態で20代は悩んで来ました。

しかし、思い返せばこの悩んだ時間がムダだったとも反省。悩むと「今はまだ」とか「明日から」と先延ばしするんですよね。


結果的に次の日も、先延ばしをする後悔ループ(苦笑)これが続くと、せっかくやる気を出しかけたのに悩んで苦しんだにも関わらず進展がないという最悪の状況に陥ります。

だから伝えたい。「僅かであろうとやる気があるなら、今この瞬間に行動すべき」と。


何も就活はやる気MAX状態でなくてもいいんですよ。ちょっとハロワに行く、ネット求人サイトを見る。なんでもいいんです。今あるだけのやる気を大事に使いませんか?という話。


精神的に疲れていると、仕事探しどころじゃないのは誰もが経験しているはず。


それなら今ある「やる気の範囲」で行動する。その中で出来る限りのことをやれば、後悔のない明日がある。この考え方を心がけて求職活動をされてみて下さい。


たとえば、僅かな労働意欲がある方ならリクナビのチェックなどは出来るはず。もちろん、部屋の中で出来ます。おすすめ理由は3つ。


リクナビをお勧めする理由
  • 求人数は業界トップクラス。全国どこでも仕事が見つかる
  • 20代にうれしい「未経験・初心者OK」の求人情報が豊富
  • 登録のみで非公開求人を全てチェックできる

就活の面倒臭さを、とにかく飛ばせるのがリクナビです。ネット登録した瞬間から非公開求人を含む、全国トップクラスの求人案件を見ることが可能。これにより、仕事を探したけど何もないという状況が確実に減ります。


もちろん、未経験や初心者向けに安心して働ける求人は豊富。登録するだけなので、電話が掛かってくるなどの心配も不要ですよ。

スカウトメールなど登録するだけで、未経験スペックでも働かせてもらえる案件のお知らせが来るなど便利のひと言。


働きたい、面接を受けたいと思った時に「登録からやらないとダメなのか」という心理ハードルを下げるためにもまずは求人チェックが有効です。

ぼくの経験からも、こういう小さな行動をするだけで「後悔なき明日」を迎えられます。迷っているなら、たった5分の登録から始まる1歩をまず踏み出すと、今のやる気もムダになりません。ガンバです!

後悔しない明日を迎えるために⇒リクナビNEXT(未経験者歓迎)