働きたくない人にとって、楽してお金を手に出来るというのは夢のような話ですよね。
そのため「暇な職場での仕事」に憧れたり、社内ニートのポジションも悪くないように思えます。
しかし、ぼくは仕事が暇すぎる職場で働いたことがあるので、こういった社内ニート的なポジションの危険性を伝えたいんですよね。
ニートやフリーター状態から就職を目指す際に「少しでも楽な仕事」を目指す人もいると思いますが、楽な仕事には就けてもヒマな仕事は避けるべき理由を述べてみます。
- 「もし入社した企業が暇だったら?」
- 「すでに暇な職場で社内ニートをしているなら?」
こういった視点で読んでみて下さい。
ぼくが経験した暇な仕事
20代の頃、とある介護施設で働いていました。それなりに面接も上手く行きめでたく働くことに。
ここまでは普通の就活で普通に就職したんですが。介護施設なのに利用者の数も少なく、かなり暇な仕事が多くありました。
普通ならもっと利用者がいて慌ただしいのが介護現場なんですが。
利用者獲得の営業もしておらず、その場にいる人や時々やってくる方を対象に事業展開するのみ。
そのため、毎日がとても暇で「お年寄りと一緒に生活する人」みたいになっていたんですね。スタッフなのに(苦笑)
朝出勤して帰るまで、汗を一切掻かないという日もあったくらいです。(ひどいw)
介護は肉体労働もありますし、しんどいことも多いんですが。当初はぼくも「こんな楽な仕事に就けてラッキー」と思っていたんですけどね。
しかし、徐々に暇な状態がヤバい事に気づき始めます。こんな状況下で働いたことで、ぼく自身がどんどんおかしくなっていったんですよ。
この影響によるデメリットを3つお伝えしてみます。
①「楽してお金を貰うことが当たり前」と思うようになっていった
最初はこういう環境もあるんだなと思っていたんですが、楽してお金をもらうことが当たり前になっていました。
普通はそれなりにしんどい思いもするものなんですけどね。
最初の3か月くらいは緊張感で頑張っていたんですが、社内ニートみたいに何もやることがなかったり、仕事が少なかったり。
この環境にいた影響で、逆に少ししんどい事をしないといけない命令が出た時に「なんでそんなしんどい思いをしなきゃいけないんだ」と思うようになったんですよ。
仕事だし上からの命令であるにも関わらず(苦笑)
お金も出所が怪しかったんですね。
助成金や補助金の類で運営されていた会社で、人からもらうお金で給料を払うような会社。そりゃ、誰も必死にならない環境です。
こういうところにいると、それだけで人間としてレベルが下がっていくような感じがしました。
「楽をさせてもらう代償」は考えた方が良いですよ。
②転職後にものすごく苦しい思いをした
こういった問題が重なり、いつか潰れる会社だと思って職場を去ります。しかし、転職した先は普通の会社なのでそれなりにしんどいんですね。
以前の職場が暇だったのと、お金を貰えて当たり前の環境だったことが災いして・・。かなり転職後は苦しかったです。
普通の会社は助成金や補助金でやっていないので、お金を稼いでくることにみんな必死ですよね。
この必死になって稼いだお金をもらう立場になるので、やはり一緒にしんどい思いをします。
過去に楽をしてお金を貰っていなければ、こういった苦労に思う事もなかったんでしょうけど。後々になって、社内ニートしてた自分が情けないと思いました。
「暇な仕事だけどお金を貰える」という状態が、未来永劫ずっと続くならいいんですよ。でも実際はそんなことはありえないですからね。
そう考えると、中途半端に楽をするような仕事はしない方が良かったなと。
もし今の段階で楽をしてお金を貰っていたら疑った方が良いです。後の事を考えると、ちょっと怖い状態にいるかもね・・と。
③全くスキルが身につかない時間を過ごしていた
暇な仕事をしているわけですから、やることは非常に少なくなります。
みなさん仕事を通して色んな経験を積んで、それがスキルとなって仕事に活きてきますよね。
社内ニートなんかやっていたらスキルなんて磨かれません。
本来、仕事場に出ていると身につけられることも、暇だと身につかないので、何をやってるかわからないんです・・。
ムダに楽してお金を得たい感覚だけは残る。もはやデメリットの塊。
その時だけは楽でお金がもらえてよかったんですが、ぼくはこの経験から無駄な時間という概念を持つようにもなっています。
ただお金をもらうだけでなく、仕事をする中で色んな経験をする。これがスキルになるんだという認識を持つと、働く側も得られる物が増えて楽しくなりますよ。
ぼくが元々ニートだったので、何もしなければ何も得られない事は十分にしっています。それだけに、暇な職場は憧れの対象ではなくなっていきました。
「仕事が暇」なら転職しないと時間のムダ
もし今、暇な場所にいるなら、早く転職した方が良いです。
すでに入社してしまっていたとしても、やはり同じようにスキルを磨く時間が減っていくだけ。
無駄な時間を過ごしているとその時は思わないんですが、1週間でもいいから「この仕事から何を得ているか」と考える習慣は持ちましょう。
1週間前と比べて、ほとんど経験が積めていないとするならその職場はヤバいです。ある意味でブラック企業ですし、暇なのにお金が回ってくる仕組みの危うさを感じるべき。
どこかにしわ寄せがあり、負担を強いられているところがあるはず。そういった会社は長生きしないので、早い段階で転職する事をおすすめします。
人生は時間に限りがあるんですよ。
その時間を有意義に使って、少しでも自分に磨きをかけると頑張りがいや喜びも増えやすくなりますよ。
という自分の後悔体験を含めて伝えてみました。20代ならいくらでもやり直せるので、頑張ってみて下さい。
(ちなみに、すぐに辞めた介護施設の話ですwちゃんとした介護現場でも働いているので、両方を比較して書きました)
介護は誰でもできますか?にお答え
「働いてみたいな」←このやる気をムダにしてませんか?
仕事探しって面倒ですよね。ぼくも「働きたくないけど、働く意思はある」という状態で20代は悩んで来ました。
しかし、思い返せばこの悩んだ時間がムダだったとも反省。悩むと「今はまだ」とか「明日から」と先延ばしするんですよね。結果的に次の日も、先延ばしをする後悔ループ(苦笑)これが続くと、せっかくやる気を出しかけたのに悩んで苦しんだにも関わらず進展がないという最悪の状況に陥ります。
だから伝えたい。「僅かであろうとやる気があるなら、今この瞬間に行動すべき」と。何も就活はやる気MAX状態でなくてもいいんですよ。ちょっとハロワに行く、ネット求人サイトを見る。なんでもいいんです。今あるだけのやる気を大事に使いませんか?という話。
精神的に疲れていると、仕事探しどころじゃないのは誰もが経験しているはず。
それなら今ある「やる気の範囲」で行動する。その中で出来る限りのことをやれば、後悔のない明日がある。この考え方を心がけて求職活動をされてみて下さい。
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ぼくの経験からも、こういう小さな行動をするだけで「後悔なき明日」を迎えられます。迷っているなら、たった5分の登録から始まる1歩をまず踏み出すと、今のやる気もムダになりません。ガンバです!
