「あなたは優しい性格だから介護に向いていると思うよ」
「経験が少ないのにお年寄りの扱いが上手いね」
ぼくは介護経験者ですが、介護をやろうと思ったきっかけは他者からの「介護に向いているのでは?」という言葉でした。
それも1人ではなく、何人かに言われてきたので意識はしていました。引きこもりだったので、励ます意味で言われたのかもしれませんがw
そこで今回は、「介護に向いている」と言われ、実際に介護現場でも働いた立場から「本当に介護に向いている人材」を伝えたいと思います。
介護の世界に行こうか迷っている方に、アドバイスとなれば幸いです。
世間的に言われている「介護向き」はあまりアテにならない
「本当に介護向きな人材」を書こうと思ったのは、ぼくが向いていると言われてきた要素は「現場に入るとあまり重視される能力では無かったから」です。
どんな仕事も働いてみるまで分からないとは言いますが、一般的に思われる介護向きな人は
- お年寄りに寄り添った振る舞いが出来る人
- 穏やかな性格で優しい人
など、性格面を重視されている傾向をイメージされるんですね。もちろん、実際に働いていても「お年寄りから」はこういった性格面の評価は受けますのでムダではありません。
ただし、これらは外面的な要素。もっと他にも大事な要素があることは、働く中で気づくことになりました。
収入と安定を比較するなら「安定」の人
介護は人手不足を嘆かれていますが、これは安定して雇用がある証拠。高齢化社会において、高齢者が高齢者を支えなければいけないと言われる中で若者は引く手あまたです。
今の時代、無くならない仕事の代表格とも言えますね。そのため、仮に務める介護施設が潰れても別のところにいけば十分やれます。そういう意味で、「安定志向な方」には向いた仕事。
ただし、収入面で高望みをされている方にはオススメできません。
介護職はぼくのように平日の昼間だけ働きたいという人には、少ない賃金体系しかないのが現状です。(※夜勤をしている人は稼げます)
基本収入は低い、だけど安定を取る。こういった価値観の人には、向いた仕事であることには間違いないです。
行動の遅い利用者を見てイライラしない
介護の日常は、とにかくスローペースです。例えば、利用者のお年寄りがトイレに行きたいと言いますよね。これに対して、必要ならば歩行介助などでついて行く必要が出てきます。
その際に、お年寄りですからかなり歩くのも遅く、時間はそれなりかかってしまう物。こういった行動は、食事時などでも当たり前で遅いのがデフォルトです。
ぼくは特に問題なかったのですが、職員によってはこの遅さにイライラしてしまう人も出てきます。「介護職員はみんな優しい」みたいなイメージがありますが実際は極端。
こういう職員を「向いてない」と思うぼくがいる反面、イライラするということは早く行動したいの裏返し。チームワークで働く介護では、早く仕事をこなす人が重宝されるので活躍はするという・・(笑)
そのため、お年寄りの遅さを許せる&行動が速い人がベストとなります。まずはイライラしながら働かない人ですね。
チームで仕事をすることが超重要
いちばん重要なのは、チームワークです。介護は、一人のお年寄りの介助に複数人で取り組むことも少なくありません。入浴介助など、1対1ではキケンなので誰かとサポートしながら行います。
そのため、仲間と連携して働くことが仕事だと思っている人には向いています。困った時など支え合うことが当たり前なので、一人で作業をこなすのが不安でも助かるのは良いこと。
逆にチームワークはしんどいと思う人には、厳しい部分もあります。周りより作業が遅いなど、ぼくは典型的なパターンで沈んだのですが(苦笑)
ぼくが見てきた介護現場は、こういった「複数人で働くことが楽しい」という人を中心に回っていましたね。良いことも悪いこともありますが、「みんなでやろう」という気概のある人にこそオススメです。
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しかし、思い返せばこの悩んだ時間がムダだったとも反省。悩むと「今はまだ」とか「明日から」と先延ばしするんですよね。結果的に次の日も、先延ばしをする後悔ループ(苦笑)これが続くと、せっかくやる気を出しかけたのに悩んで苦しんだにも関わらず進展がないという最悪の状況に陥ります。
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